ランドローバー レンジローバースポーツ

そしてもう1台、ランドローバーのクルマでオススメしたいのがレンジローバースポーツですね。このクルマは、私が「人生アガリのクルマ」と夢見ていた1台でした。「Less is more」という引き算の美学の究極形とも言えるエクステリアデザインは、凹凸を極力排した面構成となっていて、シンプルなのに密度感はしっかりあるという絶妙な造形となっています。

内装においても、デザインと質感を両立しており、どうして国産車ではこうした表現ができないのだろうと考えさせられるものがあります。13.7インチという最大級のメーターディスプレイや、13.1インチの曲面フローティングガラスのナビディスプレイ、前後席シートベンチレーションまで採用して、文句の付けどころがありません。

これを手に入れることが人生の目標だったとも思えるほどの質感です。その満足度はディフェンダーX以上。

運転支援においても、ディフェンダーでは付いていなかったレーンキープアシストも完備されていて、大きな不満はありません。

ディフェンダーはオフロード志向が強いですが、レンジローバースポーツはオンロードでも快適に速く、さらにオフロードでも同等の性能を有しています。最大渡河深度はこちらも90cmを確保。「砂漠のロールスロイス」と呼ばれたレンジローバーの弟分だけに、オンロードでもオフロードでも高い走行性能を有しています。

リセールはディフェンダーほど良くないものの、他メーカーの高級SUVよりは良いほうだと思います。レンジローバースポーツではガソリンでもディーゼルでもどちらもオススメですが、グレードとしては装備が充実している「HSE」以上のグレードをオススメしたいです。