MINIカントリーマン

同じBMWグループとなりますが、フルモデルチェンジしたMINIカントリーマンもオススメの輸入車として挙げさせていただきます。

MINIカントリーマンは、今までMINIクロスオーバーと日本では呼ばれていたSUVスタイルのMINIですが、今回のフルモデルチェンジを機にグローバルでの呼称であるカントリーマンに統一されました。

ボディサイズは全長4,445mm×全幅1,845mm×全高1,645〜1,660mmと、プラットフォームを共有するBMWのX1と近いサイズになっています。もはやMINIと呼んでいいのか悩むくらい大きくなりましたが、見た目の迫力はX1以上かもしれません。

内装はビーガンフリーの合成皮革やファブリックをメインに仕立てられており、プロジェクション方式のインテリアイルミネーションはドライブモードと連動して色と形が変わるというユニークな仕掛けもあります。

今回のMINIシリーズでは、なんとメーターレスの内装デザインになっており、代わりにアクリル投影式のヘッドアップディスプレイが鎮座しています。情報量や視点移動はどうなのかと思いましたが、慣れれば問題ありませんでした。

MINIカントリーマンのパワートレインは、1.5Lガソリン、2.0Lディーゼル、2.0Lガソリン、BEVが用意されていますが、中でもオススメは私も購入しているハイチューンの2.0Lエンジンを搭載する「MINI JCW COUNTRYMANALL4 JOHN COOPER WORKS TRIM」ですね。

JCWと略されるこちらのグレードは、プラットフォームを共有しているBMWX1のM35iと同じパワートレインを採用しています。最高出力317PS、最大トルク400Nmというハイスペックとなっていますが、M35iよりも100万円以上安いプライスになっているので、お買い得感があります。

さらにリセールもMINIであれば輸入車の中でも良いほうですので、コスパも走りも質感も良い、オススメの1台とさせていただきます。

MINIクーパー

先ほどのカントリーマン同様、2024年にフルモデルチェンジを迎えたMINIクーパーもオススメです。

MINIと言えば3ドアのコンパクトカーを連想する人が一番多いと思いますが、こちらのMINIクーパーがそれに当たります。3ドアに遅れて5ドアもラインナップされたので、利便性を考慮して5ドアを選ばれる人も多いのではないかと思います

パワートレインは1.5Lガソリンターボと、2.0Lガソリンターボ、BEVがあります。ガソリンモデルは先代からプラットフォームやパワートレインもキャリーオーバーとなっていますが、BEVはプラットフォームからすべて新しいものになっています。

ガソリンとBEVの価格差は66万円となっていますが、補助金が入ると価格は逆転してしまうという戦略的な価格設定となっています。

MINIカントリーマンとの違いは、カントリーマンでは用意されているハンズオフの運転支援がクーパーにはないこと、またガソリンモデルのクーパーには360度カメラの設定もないことです。

オススメグレードとしては、意外かもしれませんがBEVの上級グレード「SE」です。

昨今売られているBEVの中でも個人的にオススメの1台で、バッテリー容量は54.2kWhとテスラモデル3のRWDと同じくらい、充電走行距離はWLTCモードで446㎞とそこまで長距離ではありませんが、ハンズオフこそできないものの運転支援や安全装備も充実しており、何より価格が531万円(下位グレードの「E」なら463万円から)とライバルのBEVと比較しても安いというのが魅力です。

さらにMINIならではの買取額保証タイプの残価設定ローンでも、残価率がかなり良いので、BEVでも買いやすくなっています。