輸入車は、デザインや走り、機能、剛性など、どれをとっても国産車と異なる規格や個性を持ちます。輸入車ならではの魅力に一度ハマると、あなたもその虜になってしまうかも……。さらに、以前は「外車=リセール悪い」というイメージがあったものの、現在では“車種に気をつければ”そこまで恐れることもないようです。そこで今回、月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上のクルマを所有しているワンソクTube氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、筆者が特にすすめる輸入車7選をみていきましょう。
ベンツにBMW、ランドローバー…いま「輸入車」がアツい!? リセールも期待できるオススメの輸入車7選【月1ペースでクルマを購入するYouTuberが厳選】
ランドローバー ディフェンダー
ランドローバーのディフェンダーも私が3回買っているクルマです。
このクルマの魅力はとにかくデザインが良いということです。コンセプトカーがそのまま発売されたようなタフでキュートなデザインは、世界中の多くの地域でベストセラーとなりました。
ディフェンダーには3ドアの「90」、5ドアの「110」、ロングボディの「130」があります。
パワートレインも豊富に用意されており、2.0Lガソリンターボ、3.0L直列6気筒ディーゼル+マイルドハイブリッド、5.0LガソリンV8ターボ、4.4LガソリンV8+マイルドハイブリッドなどなどたくさんありますが、どのパワートレインでも走りの上質さと楽しさがあります。
ランドローバーの直列6気筒ディーゼル+マイルドハイブリッドも素晴らしく、こちらもディーゼルとはまったくわからないほど音も振動も抑えられていて、私も度肝を抜かれました。今までランドローバーに乗ったことのない人はぜひ試乗してもらいたいです。
先代までのラダーフレーム構造から、アルミモノコックという乗用車的な構造に変わったものの、ボディ剛性は先代の3倍になっているとのこと。悪路走破性においても、ライバルに負けない性能となっており、特に最大渡河深度は90cmにも及びます(ランドクルーザー300では70cm)。
欠点としては運転支援系が遅れており、レーンキープアシストがないことや、近接センサーはありますが、駐車時の静止物に対する緊急ブレーキはありません。このあたりは国産車のほうが優れている点です。
オススメグレードとしては、ボディタイプは一番汎用性がある「110」が無難で、パワートレインが3.0L直列6気筒ディーゼル+マイルドハイブリッドの「ディフェンダーX」を推したいです。価格もだいぶ値上がりして高いですが、ディフェンダーXであればリセールも比較的安定しているのでオススメですね。
一方、2.0Lガソリンモデルはリセールが悪化傾向にあるのであまりオススメはできません。