「リセールが良いクルマ」の特徴は…

まずリセールが良いクルマ、高く売れるクルマには傾向があります。

クルマのカテゴリーごとにリセールの良し悪しがありますが、各クルマのリセールを上から順にS・A・B・C・Dの5段階で格付けチェックしていきます。ただし、前もってお伝えすると、「C」や「D」が付いているからといって決して悪いクルマという意味ではありません。時代とともに流行は変わるため、そのためにリセールとしては悪くなっているだけです。私は「C」や「D」でも好きなクルマはたくさんあります。

では、気になるあのクルマのリセールランクは果たしてどのランクなのでしょうか。

ここ10年でスタンダードとなった「SUV」

SUVはこの10年で人気となったカテゴリーで、現代のクルマのスタンダードとも言えるほど人気となっています。

そもそもSUVとは「Sport Utility Vehicle」の略で、日本語に訳すと「スポーツ用多目的車」となります。

ハッチバック※1のスタイリングに、アウトドアやレジャー、ウィンタースポーツやマリンスポーツなど、多少の悪路でも走れるように最低地上高が上げられ、フェンダーアーチモール※2が付くなどタフな外装に仕立て上げられたクルマを指すことが一般的になっています。

※1 ハッチバック……後部に独立したトランクルームを持たないクルマのこと。今やクルマの定番になっている。
※2 フェンダーアーチモール……タイヤの上の車体部分をフェンダーと言い、ここに取り付けるモールのことを言う。ドレスアップやボディの傷つき防止のために付けられる。

どのメーカーも多くのSUVを販売していますが、それだけ売れている人気のカテゴリーということです。日本車に限らず、世界的なSUVブームとなっており、輸入車メーカーもラインナップを拡充しているのがこのカテゴリーです。

出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋 ※ OEMなど一部車種は割愛しています。 ※ コンパクトSUVには全長4,500mm以下のものを分類しています。
[図表1]国産メーカーのSUV一覧 出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋
※ OEMなど一部車種は割愛しています。
※ コンパクトSUVには全長4,500mm以下のものを分類しています。