月に1回ペースでクルマを購入し、20台以上所有しているYouTuberのワンソクTube氏。これほど多くのクルマを購入できる理由のひとつに「リセールの良いクルマを購入している」点があります。そこで、同氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、人気の「SUV」をリセール価値が高い順に「S~D」でランク付け。もっともリセールが良いSUVはどの車種なのか、みていきましょう。※本記事は転売を推奨するものではありません。
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ハリアーやレクサスRX…「ミドルサイズSUV」のリセールは?
ミドルサイズのSUVは日本市場でも豊富にラインナップされていて、トヨタではハリアー、RAV4(ラヴフォー)、クラウンスポーツ、レクサスではRX、NX、日産ではエクストレイル、ホンダではCR‒V、ZR-V、マツダではCX-80、CX-60、CX-5、三菱ではアウトランダー、エクリプスクロス、スバルではレガシィアウトバックやフォレスターなどが挙げられます。
ミドルサイズSUVでは全長4,500〜4,800mm、全幅1,850mm前後のサイズ感となりますが、最近では全幅が一般的な立体駐車場のパレット幅1,850mmを超えているものも増えてきました。
ちなみに全幅が1,850mmに収まるのは、エクストレイル、ZR‒V、CX‒5、エクリプスクロス、フォレスターくらいです。都市部の集合住宅に住まわれている方は、ミドルサイズのSUVは選びにくくなってきています。
この中でCX‒80やアウトバックは全長が4,800mmを超えますが、ランクルと同じラージサイズに分類するには違和感があったのでミドルサイズに分類しています。
ミドルサイズSUVは私もハリアー、RAV4、クラウンスポーツ、レクサスRX、レクサスNX、アウトランダー、エクストレイル、CX‒60、ZR‒V、アウトバックなどいろいろ所有していますが、どれもリセールは良い傾向にあります。
さすがに購入価格以上で売れるようなプレミアム価格にはなりませんでしたが、ハリアーや先代レクサスRXは1年程度の所有で、5年で組んでいる残クレ(残価設定型クレジット)のローン残債よりも高く売れてお釣りが来たほどでした。
レクサスRX500hは納車後1年3カ月、走行距離5,000km未満で車両本体価格の98%で売却、レクサスNX350は納車後1年2カ月、走行距離5,000㎞未満で車両本体価格以上で売却できました。
やはりトヨタとレクサスのSUVのリセールは良いので、こちらも評価は「A」となります。それ以外の国産ミドルサイズSUVでは概ね「B」ランクとしますが、全体的に悪くはないです。
アウトランダーはPHEV(プラグインハイブリッド自動車)なのでリセールも悪いかと覚悟していたのですが、2年10カ月5,000km未満で売却したところ、車両本体価格の95%と、まさかの好リセールで驚きましたね。
CX‒60は初期ロットで不具合やリコールが多く、オーナーが投げ売りした影響で中古の相場が下落しています。私は納車後1年、5,000㎞未満で売却し、車両本体価格の82%で売れたので、リセールはそこまで悪くなかったですが、その後はリセールもさらに下落しているようです。