月に1回ペースでクルマを購入し、20台以上所有しているYouTuberのワンソクTube氏。これほど多くのクルマを購入できる理由のひとつに「リセールの良いクルマを購入している」点があります。そこで、同氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、人気の「SUV」をリセール価値が高い順に「S~D」でランク付け。もっともリセールが良いSUVはどの車種なのか、みていきましょう。※本記事は転売を推奨するものではありません。
ランクルは買った瞬間に儲かる?…20台以上のクルマを所有するYouTuber直伝「高く売れる国産SUV」一覧【転売は絶対NG】
“プレ値”がつく大人気車種の「思わぬデメリット」
「ランドクルーザー300」や「レクサスLX」に潜む“盲点”
実際にSUVは販売も好調で、そのためリセールも良い傾向にあります。特に、ランドクルーザー300やレクサスLXは、新車販売価格よりも中古車流通価格のほうが高いプレミアム価格となっています。これは、販売数が限られていたので需要に対する流通量が少なく、かつ海外でも人気車種なので、中古価格が釣り上がっているからです。
それだけにこの2車種は自動車盗難においてもトップクラスという不名誉な状況となってしまっていますが……。
最近の自動車盗難は狡猾になっており、コンビニやレストランなどに停めている間にも盗まれてしまう事例も多発しています。旅行先の宿で一晩のうちに持ち去られてしまった事案も報告されていて、どこへ乗っていくにも不安になってしまうほどです。
数十万円もする高価な社外製セキュリティを取り付けるオーナーも多いですが、そうした施工業者には依頼が殺到し、予約で数カ月待ちという状況になっています。
また、コンビニなどに駐車している間に、バンパー裏などにGPSを仕込まれ、自宅を特定されて夜間に盗まれてしまうこともあるそうで、狙われたらもはや逃れられないという恐ろしい状況となっています。
「ラージサイズSUV」の圧倒的な資産性
ラージサイズの国産SUVでは、トヨタのランドクルーザー300、ランドクルーザー250、レクサスLXなどがありますが、トヨタ・レクサス以外の国産メーカーではラージサイズのSUVは日本では販売していません。
かつては三菱のパジェロや日産のサファリなどがありましたが、現在は海外専売となっており、日本では販売されていません。ただし、パジェロに関しては2026年以降に日本でも販売される可能性がニュースで報じられていたので、今後に期待できるかもしれませんね。
ボディサイズは、どれも全長が約5,000mm、全幅も約2,000mm、全高も約2,000mmと大きいので、駐車スペースや取り回しにはかなり難儀します。そもそも自宅の駐車場に入らない人も多いでしょうから、万人にオススメできるクルマではありません。
私もランドクルーザー300、ランドクルーザー250、レクサスLXなどを所有していましたが、盗難が怖くてシャッター付きガレージの肥やしになっていました。それではもはやクルマとしての意味がなくなってしまいます。
しかし、1年寝かせて売却したとしても、買ったときよりも高く売れる可能性が極めて高いクルマなので、シャッター付きガレージや社外セキュリティなどの盗難対策ができるのであれば、質感の高い内外装やボディの迫力から来る優越感を味わえる資産性の高いクルマとしてオススメです。ロレックスの時計のようなものですね。
超高級車なのに、買ったときより高く売れるなら実質「タダ」で乗れるようなものですので、リセールは特上の「S」ランクとなります。