押し入れの奥に隠された「ボストンバッグ」の中身に“仰天”

「なに? このバッグ。お母さん知ってる?」

父の書斎にある押し入れを覗いた橋本真美子さん(仮名・59歳)は、リビングに向かって大声で話しかけました。

真美子さんの父は先日、老衰により逝去。そのため、東京で一人暮らしをしている娘の真美子さんが実家に帰省し、父の部屋の整理をしていたのです。

真美子さんの母・喜久枝さん(仮名・88歳)は娘の声を聞きつけ、部屋にやってきました。

喜久枝「なんだろうねえ。この部屋には入るなって言われていたから……。でもこのバッグは昔、お父さんが出張に行くときによく使っていたものだわ」

真美子「なんだか重たいのよ。変なものが出てきたらどうしよう(笑) でも、お母さんもわからないんじゃ開けてみるしかないわね」

そんな冗談を言いながら、真美子さんと喜久枝さんはその茶色いボストンバッグを押し入れの奥から引きずり出しました。

すると、中に入っていたものを見て、2人は驚きを隠せませんでした。

「きゃあ! なにこれ!?」

真美子さんがファスナーを開けてみると、大量の現金が出てきました。帯がついたままのものもあれば、バラバラなものもありますが、すべて1万円札のようです。

すると、真美子さんたちの声に驚いた弟の隆志さん(56歳)が部屋にやってきました。そして口の開いたバッグの中身を見て仰天。

隆志「えぇっ!? なんなんだよこれ!」
真美子「わからないのよ、押し入れの奥にあったの。さっき見つけて驚いて……」
隆志「やばい金なんじゃないの? 親父、犯罪に手を染めてないよな?」

そして、真美子さんは現金のうえに白い封筒が添えられていることを発見しました。恐るおそる開封してみると、そこには父の字でこう書かれています。