いつの日か街の喧騒を離れ、静かな地方でのんびり暮らしたい……そう考えている人は少なくないでしょう。では、そんな移住を夢みる人々のなかで「移住先候補」として人気な都道府県はどこなのでしょうか。認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが実施したアンケート調査をもとに、西日本で人気の移住先候補トップ3を抜粋し、ランキング形式で紹介します。
佐賀平野を舞う気球※写真はイメージです/PIXTA
東京はもうイヤだ…地方移住の相談件数「過去最多」を更新。都市部からの“脱出”を夢みる男女に人気の「移住候補地」ランキング【西日本編】
第1位:遊びにグルメに事欠かない“アジアの玄関口”
第1位:福岡県(全国5位)
美しい福岡の都市風景(出所:PIXTA)
人気の「移住先」ランキング、第1位に輝いたのは福岡県です。福岡県は九州北部に位置し、古くからアジアの玄関口として貿易や国際交流の拠点として栄えてきました。
年間平均気温は17.9℃と1年を通して温暖で、快適な生活が可能。自然災害も少なく、内閣府が平成24(2012)年に発表した南海トラフ巨大地震の被害想定においても、他の太平洋側に位置する都道府県に比べ大災害となる可能性は低いと報告されています。
また、福岡といえば食の宝庫。天然ふぐやサバ、明太子といった海の幸のほか、いちごやみかん、柿などの果樹栽培もさかんです。
さらに、意外にも福岡は「ロボット、同装置の部品等の出荷額」全国1位と、ロボット産業がさかん。産業用ロボットの世界的企業が北九州市に本社を構えるなど、福岡には大手から中小企業、ベンチャー企業にいたるまで、ロボットに関する企業が数多く存在しています。
なお、福岡県では「福岡県移住支援事業」として、東京圏・名古屋圏及び大阪圏の三大都市圏から福岡に移住する方に向け、単身60万円、世帯100万円、18歳未満の子どもと家族で移住した場合子ども1人につき最大100万円の補助金を支給しています※。
※ 詳しい条件や支給内容は各市町村によって異なるため、詳細は各自治体のHPか窓口に問い合わせることをおすすめします。
【東京から博多までの所要時間・運賃】
■時間……3時間29分
■運賃……5万2,250円
※ 飛行機を使用した場合。参照:NAVITIME「東京-博多」おすすめルート