日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の市区町村外からの寄付件数」に基づいて「長崎県」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。

ふるさと納税ランキング(長崎県編)寄付件数TOP10!1位はカステラが人気の「佐世保市」
ちゃんぽん、皿うどん、カステラ…美食がいろいろ「長崎県」
三方を海に囲まれた本土最西端の県・長崎県。古代から海外交易の拠点として栄えてきた歴史を持ち、「対馬」「壱岐」「五島列島」をはじめ、特色溢れる島々を有します。水揚げされる魚種数は全国1位。長崎港の港町情緒溢れる夜景は、香港・モナコと並ぶ「世界新三大夜景」に認定されています。ほかにも、明治日本における西洋近代化の歴史を象徴する世界文化遺産「軍艦島(端島炭坑)」をはじめ、戦争の惨禍と平和への思いを後世に伝える「平和公園」や「原爆資料館」など、一度は訪れてみたい史跡も多数点在。「長崎ちゃんぽん」や「皿うどん」、「角煮まんじゅう」など、多彩な絶品ご当地グルメも楽しめます。春節(中国の旧正月)に行われる「長崎ランタンフェスティバル」は、県を代表する一大イベント。日本と異国文化が織り交ざった独自の文化が息づく街は約1万5000個のランタンに彩られ、多くの観光客で賑わいます。
そんな長崎県のふるさと納税寄付件数ランキングを、第3位から紹介します。
第3位 長崎県雲仙市(寄付件数:85,531件)
島原半島西部に位置し、県内屈指の温泉地として知られる雲仙(うんぜん)市。年間平均気温16.8℃という温暖気候と広大な敷地を活かした農・畜産業が盛んで、なかでも日本有数の収穫高を誇るジャガイモが有名。日本初の国立公園として指定された「雲仙天草国立公園」からは、三方の海と雲仙岳が織りなす「水陸の大展望」が望めます。また、かつて外国人の避暑地として栄え、日本のリゾートの先駆けとなった「雲仙温泉」は、アトピー性皮膚炎などの皮膚病全般に効果があるといわれる至高の硫黄泉。硫黄の香りと白い噴煙が立ちこめる迫力満点のメインスポット「雲仙地獄」では、大叫喚地獄やお糸地獄をはじめとした30余りの地獄めぐりが楽しめます。
そんな雲仙市のふるさと納税人気返礼品は、「そうめん 島原手延べ素麺 1.2kg」。雲仙普賢岳の麓で作った島原素麺は、たんぱく質を豊富に含んだ強力粉を100%使用。強いコシと奥深い旨み、滑らかなのど越しが特徴です。おいしさの秘密は、昔から伝わる伝統の「手延べ製法」。麺の熟成に時間をかける2日工程で、熟練の製麺技能士が一本一本丁寧に仕上げたこだわりの逸品です。ゆでたあとも伸びにくいため、冬は温かいにゅうめんとして、夏だけでなく一年を通して楽しめます。
