(※写真はイメージです/PIXTA)
コスパ最強家電の善し悪し…優先順位でその価値は分かれる
費用面と商品価値を照らし合わせ、最適な判断をするには選択肢を多く持つことが重要です。例えば食洗機の場合、国内メーカーのものだけで比較するのではなく、海外メーカーも選択肢に入れるべきです。特にヨーロッパの製品が発達しています。水資源が日本よりも貴重な地域なので、限られた水の量で一度に食器を洗うことを考え、大容量のものが主流になっています。初期費用は国内のものより高くなりますが、省エネ性が高く、耐用年数が長いことからコスパが高いといえるでしょう。
キッチンコンロでは、ガスコンロとIHクッキングヒーターでの比較になると思います。ガスは熱の調理器具に触れる面積が大きいことから、料理のクオリティが高くなるというメリットがあります。ただ、IHの場合、太陽光発電を設置してオール電化にしていれば光熱費をぐんと下げられます。
ほかにも空調設備、洗濯乾燥機、給湯器など、費用と使い勝手を照らし合わせ、コスパのよい最適なものを取り入れたいです。
国内食洗機・海外食洗機
国内のものは軽く湯洗いしてから食洗機にかけ、さらに容量が小さいため水を多く使い、手間もかかる。海外のものの中には、食器をそのまま入れるとセンサーで汚れの度合いを感知する機能がある。また大容量なので1日分をまとめて洗え、乾燥機能も優れているものが多い。耐用年数が長いことから、初期費用が高くても買い替えの頻度は少なくてすむ。
ガスコンロ・IHクッキングヒーター
光熱費は太陽光発電を設置していればIHのほうが抑えられるが、そうでない場合、シミュレーションをしての判断となる。火災リスクはIHのほうが低いが、ガスコンロも火災防止機能が進化している。IHはフラットなので掃除をしやすいが、土鍋や中華鍋など丸みのあるものは不向き。ラジエントヒーターというニクロム線に通電して発熱するものもあり、ガスとIH、IHとラジエントヒーターを組み合わせた製品もある。

![[図表1]国内食洗機・海外食洗機](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/540/img_d8fbe0689ad25f4cea39b5bfd99d716751214.jpg)
![[図表2]ガスコンロ・IHクッキングヒーター](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/540/img_d9e7551d4d9cb452c9bc369f457cee4b44250.jpg)