初心者でも安全にスポーツを疑似体験できる「スマートフェンシング」
大日本印刷株式会社が官民連携で盛り上げているのは「スマートフェンシング」。近年日本人選手の活躍が目立つフェンシングですが、剣や防具など扱いには危険が伴います。加えて、特殊な装備や採点用の機器など必要備品が多く、体験する機会は少ないという課題を抱えていました。
そこで、スマートフェンシング協会が提供しているのは、柔軟性のある専用の剣と導電性のあるジャケットを装備し、スマートフォンのアプリとつなげて、フェンシングを擬似体験できるサービスです。
剣にはセンサーと通信機器が内蔵されており、ジャケットに剣の先端が当たるとセンサーが反応。得点が入る仕組みです。場所を選ばず安全に楽しむことができ、多くのスポーツ・教育施設、イベントでの活用が始まっています。こうした手軽に楽しめる機会の創出によって、フェンシング人口の裾野を広げていくことが期待されています。
(参考)スマートフェンシング|大日本印刷
https://www.dnp.co.jp/news/detail/20173854_1587.html
最新テクノロジーでスポーツの魅力を再発見
スポーツは人生を豊かにしてくれるかけがえのない友人ですが、年齢や体力・環境の変化等により、しばしば疎遠になってしまうことも。最新のテクノロジーを活用することで、スポーツの魅力と再会し再発見することができるかもしれません。今後の展開がますます楽しみな分野です。
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<著者>
有馬美穂
ライター・エディター。2004年に早稲田大学第一文学部を卒業。『VERY』等、さまざまな雑誌媒体で女性のライフスタイル、健康、教育、ジェンダー、ファッションについての取材執筆・構成を行う。