腕時計は、身に着けるだけで気分が上がる「ステータスアイテム」
20代のころに比べ、仕事でもプライベートでもだんだんと責任が重くなってくる30代。ビジネスパーソンであれば、仕事の場で目上の方と接する機会も多くなり、服装から腕元、足元の身のこなしに気を使えているかを見られるシーンが増えることも。
「そんな年代だからこそ、一生モノの腕時計を身に着けるのは、ひとつの身だしなみのポイントではあるのかなと思います。憧れのブランドの腕時計は、身に着けるだけでモチベーションも上がりますし、身も心も引き締まり仕事への活力になりますよね。また定期的なオーバーホールやメンテナンスをすることで、永くご使用いただけます。腕時計と一緒に人生を歩み、子どもや孫の代まで受け継ぐことができるのも魅力です」
と、高級腕時計専門店「コミット銀座」シニアアドバイザーの八木隆幸さんはいいます。
高級腕時計の需要は近年拡大しているそうで、ファッションアイテムとしてだけでなく、「実物資産」として購入される人も少なくありません。
「日常使いをしながら、実物資産という観点で、価格が落ちにくい可能性があるものを選んでみるというのもひとつです」。(八木さん)
まずは“見た目”から入ってOK…高級腕時計の「選び方」のコツ
高級腕時計は、デザインも機能性も高水準のものが揃っています。人気ブランドも多く、数あるなかから1本を選ぶのは難しいと感じる人も多いでしょう。高額なだけに、慎重になりすぎてなかなか購入できない……なんてことも。こうした場合に八木さんは、次のようなコツで選んでいるといいます。
「腕時計は着けて楽しめるのが1番の魅力です。そのため、自分の着用シーンをよく考えて選ぶといいでしょう。“かっこいいな”“品があるな”など、まずはデザイン性で好みのモデルを見つけて、実際に手に取り、納得のいくものを購入するのがおすすめです。
また、当店で購入されるお客様は、モデルにもよりますが、その時計の歴史やモデルのストーリーをよく調べていらっしゃいます。
さらに、信頼できるお店を見つけるのも重要です。ヴィンテージやセミヴィンテージのモデルになると、個体ごとに状態が違います。唯一無二の1本ですから、状態やアフターケアがしっかりしている店を選んでください」。