自分を変えたいと思っても、なかなか難しいですよね。漫画家のコハラモトシ氏は著書『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』でそんな人へのアドバイスを伝授しています。一体どんなものがあるのでしょうか? 一部をご紹介します。
すぐに自分に自信をつける3つの方法
●1〝身なり〟を変えて〝意識〞を変える!
●2自信がない原因を探る!
●3自分を大事に扱い、〝自己肯定感〞を上げる!
自信は成功体験の積み重ねが必要なので、簡単に手に入るような裏技はないです。でも、「〝身なり〞を変えて〝意識〟を変えることはできる」と考えています。子どもの頃のぼくは背が低かったので、そのコンプレックスから自信がありませんでした。自信のなさから結果も出せずに、さらに自信がなくなっていきました。
そんなある日、お下がりでもらったイカツイ印象の服を着た時に、その服のイメージから、強気になれたことがありました。その経験で「身なりで意識も変わる」と気づいてからは、強気な身なりに変えることで、結果を出せるようになっていきました。これは、「身なりを変えて、勉強やスポーツができるようになった」のではなく、「身なりを変えて強気になれたことで、肝心な時に力を発揮できるようになった」のです。
トップクラスの成績が取れたり、何度も表彰されたり、学級委員などのまとめ役をやったりするほど、自信がついてきたんです。自信がないからこそ本番に弱く、肝心な時に結果を出せないことが自信のなさに繋がる悪循環だったのが、身なりを変えてその逆のことが起きたという感じですね。要するに、〝マインドの変化〞です。
これは、漫画やアニメのコスプレをすると、そのキャラになりきれるような意識の変化に近いのかもしれませんね。ぼくも強そうなコスプレをしたことで、強くなれた気がしたのかもしれません。身なりを変えると前向きになり、人とのコミュニケーションもしやすくなります。行動が変わって結果が出るようになり、それがまた自信につながります。
ぼくの場合、自信がない原因だったコンプレックスと今回の方法は相性が良かったために、〝思い込み〞の効果が高かったのかもしれません。そのことから、「自信がない原因を探ること」も大切だと気づきました。ぼくのようにコンプレックスが原因になっていることが多いので、そこを解消できたら、きっと自信を手に入れられます。