出典:『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』(日本実業出版社)より抜粋 漫画:コハラモトシ
出典:『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』(日本実業出版社)より抜粋 漫画:コハラモトシ
出典:『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』(日本実業出版社)より抜粋
漫画:コハラモトシ

自分の短所と向き合う2つの方法

●1どんな気質も活かし方次第!
●2短所を直すよりも活かす!


他人の顔色をうかがいすぎたり、細かいことを気にしすぎる繊細な人がいます。この繊細さを「短所」ととらえる人がいるけど、ぼくはそうは思わないです。繊細だからこそ、些細な日常の変化や見逃しがちなチャンスにだって気づけるし、自然や芸術の美しさも深く感じられます。繊細だから危機管理能力が高いし、不安を解消するために色々調べたり、情報を集めて知識を蓄えていくと思うんです。


「繊細さを直すよりも、良い面を利用するほうがいい」と考えています。繊細な気質は短所ではないし、繊細だからこそ得られる幸せもあります。ポジティブとネガティブもそうです。ポジティブだから幸せ、ネガティブだから不幸ではないです。


人には色々な気質があり、良い面と悪い面の両面あります。長所か短所かは、受け取り方によって変わるし、どんな気質も活かし方次第です。たとえば、〝熱しやすく冷めやすいタイプ〞で、「飽き性」と呼ばれる人たちは、興味を持ったらすぐにやるけど、その熱量でいつまでも長続きすることはありません。始めてはやめて、始めてはやめての連続で、それを繰り返しがちです。


「飽き性」っていうと悪いイメージだし、短所ともいえますね。でも、だからといって、自己嫌悪したり、直そうとする必要もありません。人生の時間には限りがあるからです。時間が無限にあるなら、飽き性を直すことに時間を使ってもいいけど、そこに時間を使うなら、もっと他のことに使うほうが有意義な人生になる可能性があります。


時間を使っても直る保証もないので、短所としてなげくのではなく、飽き性ならではの良い面を利用して、自分に合った生き方を探すほうが、人生が豊かになります。たとえば、飽き性の人は、流行に敏感で情報収集をすることが多く、色々なことに関心や興味を持つ特徴があります。


すぐに手をつけるので行動力があり、物事を経験する数が多くなったりします。経験が多ければ、色々な視点で物事を考えたりもできますね。それに、幅広く知識や技術を持っているので、色々な分野で過去に経験したことが役立つこともあります。