自分では短所と思っていることが他人からはそうではないこともある

ぼくも〝熱しやすく冷めやすいタイプ〞だけど、色々な経験で培った知識と技術が創作活動にも活きているし、こうして本の執筆にも役立っています。仕事でも、飽き性の良い面を活かすこともできますね。


そもそも、自分では「短所」と思っていることが、他人から見たらそう思わない場合もあります。人は好き嫌いで評価することが多く、だからこそ人の評価はあいまいで、〝絶対に正当な評価〞ってのはないです。漫画の持ち込みで、ある出版社ではボロクソにいわれたけど、別の出版社では褒められたみたいな話もよく聞きます。


明確な基準と数値で評価できないものは、人の好き嫌いの影響が大きいです。自分自身でも、自分の気質の好き嫌いがあるので、嫌いな気質を「短所」としちゃうことがあります。そうして正当に自分を評価できないこともあるので、自分では、短所と思っていたことが、他人から見たら、〝個性〟や〝魅力〟と受け取られることもあるんです。


ぼくも短所と思っていた気質が、見方を変えて武器に変わったこともあります。まずは自分の気質を理解し、それを短所として直すのではなく、活かせる方法を探すことをオススメします! 気質は良い悪いじゃなく、活かすかどうかです! あなたの気質に合った生き方や幸せは、きっと見つかります!

出典:『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』(日本実業出版社)より抜粋 漫画:コハラモトシ
出典:『一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ』(日本実業出版社)より抜粋
漫画:コハラモトシ

コハラモトシ
漫画家