俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第33回「式部誕生」が9月1日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じる吉高由里子さんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)
一条天皇に向けて「書きたい!」…気持ちが“爆誕”した瞬間
――まひろとのことを覚えていた一条天皇
会ったときに、名前も言ったことばもわかってくれている人って思った瞬間に「この人に向けて書きたい」という気持ちのエネルギーはだいぶ変わってくると思います。もっと想像するんじゃないですかね。
その人がおもしろくなるようにとか、何が好きなのかとか、左大臣(藤原道長)からいろいろ聞いたとは言っていたけれど、そこからプラスアルファで、自分の思いとか願いとか、そういう膨らませた気持ちを、届けたい気持ちにくっつけて、一条(天皇)に献上したいという気持ちは、あのシーンで爆誕したんじゃないですか(笑)
『光る君へ』
『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。
THE GOLD 60編集部