俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第29回「母として」が7月28日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、安倍晴明(あべのせいめい)を演じるユースケ・サンタマリアさんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)
“ナレ死”ではなく、しっかりと亡くなりたい
――安倍晴明を演じきって
「もう終わりなのか」という感じですよ。僕はいつまで出るかというのを聞かされていなくて。思った以上にね、長くいられたと言いましょうか、1年いられたので。長くいたかったので、1年いられたということで。もし、次機会があるようでしたら、最初から最後までいてみたいですけどね。ただ1年、同じ役演じるなんてこともめったにないので、大河ドラマならではというか、大河ドラマでしか、なかなかできない体験ですよね。
前回が僕、ナレーション死だったんですよ。だから、亡くなるなら、しっかりと亡くなりたいなと思っていたので。今回、結構大事に書いていただいたと、大石(静)さんからね、監督からも大事に撮っていただいた感じが、すごいひしひしと感じて、すごくうれしかったです。
「二人で一人」須麻流は大事な相棒
――須麻流について
須麻流はね、僕の大事な相棒っていうか、片割れというか、二人で一人という感覚でやっていました。だからDAIKIくんが、須麻流がいてくれたら調子もいいし、ちょっと自信も持てるというか、安倍晴明としてね。
でも、いてくれない日も結構多くて(笑)。「いつもいるんじゃなかったの?」みたいな。世間では実は僕にしか見えていない式神なんじゃないかとか、そういうふうに言われたりとか、それを否定も肯定もするつもりはないし。僕自身は、須麻流っていう僕の大事な相棒、右腕、頼りになる相方っていうことでやっていましたけど。