“ナレ死”ではなく、しっかりと亡くなりたい

――安倍晴明を演じきって

「もう終わりなのか」という感じですよ。僕はいつまで出るかというのを聞かされていなくて。思った以上にね、長くいられたと言いましょうか、1年いられたので。長くいたかったので、1年いられたということで。もし、次機会があるようでしたら、最初から最後までいてみたいですけどね。ただ1年、同じ役演じるなんてこともめったにないので、大河ドラマならではというか、大河ドラマでしか、なかなかできない体験ですよね。

前回が僕、ナレーション死だったんですよ。だから、亡くなるなら、しっかりと亡くなりたいなと思っていたので。今回、結構大事に書いていただいたと、大石(静)さんからね、監督からも大事に撮っていただいた感じが、すごいひしひしと感じて、すごくうれしかったです。

(C)NHK
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「二人で一人」須麻流は大事な相棒

――須麻流について

須麻流はね、僕の大事な相棒っていうか、片割れというか、二人で一人という感覚でやっていました。だからDAIKIくんが、須麻流がいてくれたら調子もいいし、ちょっと自信も持てるというか、安倍晴明としてね。

でも、いてくれない日も結構多くて(笑)。「いつもいるんじゃなかったの?」みたいな。世間では実は僕にしか見えていない式神なんじゃないかとか、そういうふうに言われたりとか、それを否定も肯定もするつもりはないし。僕自身は、須麻流っていう僕の大事な相棒、右腕、頼りになる相方っていうことでやっていましたけど。

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