朝起きてからの“10分”で決まる…「部屋が綺麗な人」と「そうでない人」の決定的な差【整理のプロが解説】

「アクション数」が減る収納のワザ!

出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋 漫画:りゃんよ
出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋
漫画:りゃんよ

目指したいのは「ワンアクション」!

動線に沿って、大体のモノの配置が決まったら、今度は、モノをどのように収納するかを考えて定位置を決めていきます。

収納場所を決めるには、「使いやすく、戻しやすい」を意識し、手数を増やさず、「ワンアクション」でモノを取り出し、戻す、ということを優先して考えます。

例えば、我が家では、以前はドライヤーをしまうとき、コードをドライヤーに巻き付けて、引き出しに入れてしまっていました。でも、使ったばかりの熱いドライヤーをすぐに引き出しにしまえないし、ドライヤーに巻き付ける作業も面倒。

そこで、病院やビジネスホテルなどで見かけるフック収納に切り替えたら、これが本当に楽!! 置いておいても散らかっている感じはしませんし、何よりワンアクションで取り出し、戻すことで片づけが楽になりました。

この「ワンアクションで」ということを意識しながら、モノの定位置を決めていくのですが、その前に、まずは収納場所にしまえるように、モノを分類していきましょう。

<キッチン・引き出し>

出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋
ピーラー、キッチンバサミ、しゃもじなどの他、調味料を入れている。全てワンアクションで取り出し可能。 出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋
出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋
ボウル、ざるはまず水を入れるから「シンクに置く」と動きがスムーズ。 出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋
出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋
タッパー類をまとめて「調理台の下」に収納すると便利。 出典:『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より抜粋

キッチンの収納例

キッチンの収納を例にとります。調理するとき、塩、胡椒、砂糖などをパッと取り出したいと思いませんか。

これらの調味料は、普段どこに置いていますか。わざわざ後ろを振り向いて、戸棚から取り出すのは面倒ですよね。調味料は、サッと取り出せる場所、例えばコンロ周りの棚や引き出しに収納しておくと、とても便利です。

このほか、調理台近くの棚には、保存容器やピーラー、キッチンバサミ、ラップなど、シンク周りの棚にはボウル、ざる、たわし、鍋、食器用洗剤などを置くと便利です。

お子さんの弁当箱やタッパー、ストックバッグなど、使用頻度が高いものは、すぐ取り出せる場所にありますか?  ご家庭によって、使用頻度は異なります。ぜひ、使う頻度が高いものをピックアップし、それらを手近な場所に置くようにしてみてください。

なお、めったに使わない皿や季節もののグッズなど、使用頻度の低いモノは置き場所を見直 
して整理しましょう。一般的に、使用頻度が低くて軽いものは「上」に、使用頻度が低くて重いものは「下」に入れるのが基本です。

キッチンの収納こそ定位置をしっかり決めておかないと、つい適当な場所にポンと入れてしまい、結局、どこにあるのかわからなくなってしまうもの。

よく使うものは手近に置き、そうでないものと区別することで家事の手間が減り、片づけのストレスもグンと減っていきますよ。

<CHECK>

まずはキッチンを見直して、「よく使うモノ」をまとめて手近な場所に収納しよう