仕事や家事で毎日忙しく、片づけは「時間があるときにやろう」とつい後回しにしている方も多いはず。しかし、『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)著者の西﨑彩智氏は、片づけをはじめる前に「2つのこと」を決めておくことで、片づけが習慣化するといいます。2つのこととはいったいなんでしょうか。本記事で詳しくみていきましょう。
朝起きてからの“10分”で決まる…「部屋が綺麗な人」と「そうでない人」の決定的な差【整理のプロが解説】
“とりあえず10分”はNG…実行前に必ず「終わらせること」を決めて
朝活をするにあたって、大事にしてほしいのが、「その10分に必ず意図を持たせること」。
朝起きて、「とりあえず、何かやろう」と思うのではなく、「朝の10分で終わらせること」をきちんと決めるということです。10分終了のタイミングに向かって、何がゴールなのかを明確にしておきましょう。
10分間やってみたときに、自分が決めたゴールを達成できれば、それでよし。達成できなければ、もっと目標をミニマムにするか、ペースを上げるか、試してみましょう。片づけにも達成感が大事。「できた」を積み重ねることによって、自信もつくし、気力も湧くというもの。
具体的に言えば、キッチンの引き出し1つでも良いと思います。靴箱1段でも良いですし、クローゼットの中身の仕分けでも良い。
キッチンの引き出し全部とか、靴箱の中全ての段、クローゼット全部というように、いきなり大きな目標にはしない方が良いんです。なぜなら、できなかった自分にガッカリしてしまうから。
「10分でこれをやる」と決めた目標をしっかり実現し、それを積み重ねることが大切なのです。
特に片づけに取り組む最初の時期は、できるだけ「目標を小さめ」に設定してみましょう。10分間が終わったときに、自分の決めた目標が達成できれば、自分で自分を褒めてあげることができるからです。
小さい目標が達成できれば、「私、こんなにすぐにできることを後回しにしていたの?」と気づくことができるのです。
ご自身のタイミングを大切にして、着実に成果を積み重ねていきましょう。
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片づける前に、「何をするか?」を決めておこう!
西﨑 彩智
株式会社Homeport 代表取締役
お片づけ習慣化コンサルタント