忙しい毎日のなかで、部屋を片づけたくてもどこから手をつけていいかわからない、いざ片づけはじめても途中で挫折する……そんな悩みを抱えている人も少なくないでしょう。そこで、『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)より、片づけの成功率をグッと高める方法をみていきましょう。著者の西﨑彩智氏が解説します。
「帰宅したら、バッグを自分の部屋にしまう」…まずは小さなことから
片づけ下手な人ほど、片づけを「一世一代の大仕事!」と思っている傾向があります。かつての私もそうでした。でも、大仕事だととらえるから、一歩が踏み出せなくなってしまうのです。だからこそ発想を変えて、できることから始めてみましょう。
・毎日、寝る前に必ずキッチンの食洗機から食器を出してしまおう
・ネットショッピングで買い物をしたときに出る段ボール箱はすぐに畳んで捨てよう
・仕事から帰ったら、お仕事バッグは必ず自分の部屋にしまおう
まずはこんな小さなことからでいいんです。どれも、5分程度でできること。これを積み重ねていくと、目の前の景色が変わります。そして、目の前の景色が変わっていけば、説得力が生まれます。
とはいえ、毎日10分程度の片づけを45日間やれば、家がスッキリきれいになるかというと、それは現実的ではありませんよね。
でも、とくに初めの一歩を踏み出すとき、この10分の意義はとても大きいのです。ちょっとした片づけでも、「あ、私、できたじゃん。変われたじゃん」必ず自信が生まれ、「またやろう!」という気持ちにつながります。
これを次の日も、その次の日も……というように、どんどん経験していくと、やがて抵抗なくスッとできるようになっていくんです。
今日、今、この瞬間から、「10分でできること」を始めてみませんか?
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毎日のちょっとした習慣で、ためこみ癖はなくなる
西﨑 彩智
株式会社Homeport 代表取締役
お片づけ習慣化コンサルタント