オルカン投資で重要なポイント ②暴落の回復スピードを理解する

投資をするとなったとき、世界中のいろいろな有事の影響を受けることになります。戦争や災害によって株価が下落することもあり得るのです。

東日本大震災のとき、日本では株価が下落し、不動産の価格が下がってREITの価格も落ちました。リーマンショックの際には、アメリカ発祥であるにもかかわらず、株価は世界中でどんどん下がりました。しかし、株価指数だけみると、一番早く回復したのはアメリカだったのです。回復の速いアメリカや他の国に比べて、日本はかなりの遅れをとっていました。

ただし、この回復の速さは、NYダウやS&P500が強かったのもありますが、ハイテク系の戻りが遅かったという印象です。そのため、投資の際にどこか一点に集中してしまうと、やはりリスクがあるといえます。投資をするときは、指数もバランスよく行うことが大切です。あまり似通ったものだけに集中しないことも重要といえます。

まずは、「アメリカは回復が速い」ということは頭の中に入れておいてください。

オルカン投資で重要なポイント ③経済状況が悪くなっても継続する

投資をしていると、周りの声に一喜一憂してしまう人も多くいます。有名なYoutuberの「これ買っておくといいですよ」という言葉を信じて買ったものの、下がってしまった。しかし、自分で買ったわけなので、誰も恨むことはできません。重要なのは、「ここでやめない」ということです。

投資で失敗するのは、損を出した際、「二度と投資をしない」という人なのです。オルカンで積立投資をしている人も多いかと思います。どんなに経済状況が悪くなったとしても、継続するという強い意志をぜひ持っておいてください。

経済状況の悪いときは、投資信託の基準価格も下がるため、「ドル・コスト平均法」でたくさんの口数を買うことができます。そして、経済状況がよくなっていけば、資産価値も上がっていくはずです。経済は、基本的には、成長していくものなので、投資をする際は、「途中でやめない」ということを考えてほしいです。

そして、目的を持って何年後まで運用するかを決めていたら、ぜひそこまで突っ走ってください。基準価格が下がったからそこで売る、ということではなく、そのまま継続をして投資を行っていくことを意識してほしいです。

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市川 雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール(GFS)