老後を年金だけで暮らすことに不安を抱えている人は少なくありません。投資で資産を増やすべく、50代や60代で新たに投資デビューをする場合、不本意な投資商品をうっかり買わないように気をつける必要がある、とファイナンシャル・プランナーであり、「グローバル・ファイナンシャル・スクール」の校長を務める市川雄一郎氏はいいます。投資初心者がやってはいけない「5つのこと」を、詳しく見ていきましょう。
50代、60代がやってはいけない投資、4つ目は?
④知らないものへの投資
投資と聞くと、よさそうなものに惹かれてしまいます。例えば、「知人や友人が“この金融商品がいいよ”といっていたから買った」「金融機関の人に勧められるまま買った」というケースも多いのではないでしょうか。
それが本当によいものなのかどうかと、皆さんに合った商品なのかどうかは別の話です。
世の中には、金融商品がたくさんあります。投資信託だけでも、5,000~6,000といった数があるなかで、万人に向いた商品なんて、ひとつもありません。
皆さんが商品を選ぶときは、皆さんに合った商品を絶対に選ぶべきなのです。その目利きができないうちに商品に投資をするのは、危険です。
金融機関の人におすすめされたから、とすぐに選ばず、それが自分に合った商品なのかを、必ず確認できるレベルまで、自分の知識力を上げてほしいと思います。