せっかく部屋を綺麗にしても、いつの間にかモノで溢れている……忙しい現代人は、日々の片づけ・掃除にげんなりしている人も多いはず。そこで、整理収納アドバイザーみや氏の著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)より、“片づけ=めんどうなこと”という思い込みを変える「意外な習慣」を紹介します。
“片づけ=めんどうなこと”の思い込みを変える「意外な習慣」とは【整理収納アドバイザーが解説】
片づけを習慣化するために、「できたこと」を書きとめる
ご飯を食べたり、歯を磨いたり、顔を洗ったり。これって私たちが無意識のうちにできていることだと思うんです。だから、面倒とも、苦痛とも思わないですよね。
片づけも無意識になれば、「やらなくちゃ」とも「やりたくない」とも思わなくなっていくのだと思います。そうなったら、生活の一部として習慣化したと言えるのかもしれません。
とはいえ、すぐには歯磨きのようにはいきません…。でも、少しずつコツコツと習慣化できればいいなと思っています。
いまは、毎日出勤前に「さっと掃除する」を習慣にしています。他にも、「やる」と決めていることがいくつかありますが、それらは、だんだんと生活の中に組み込まれていき、自分の中にもインプットされてきました。
でも、最初のうちは忘れてしまったり、面倒でやらなかったりしたんです。だから、「できたこと」「やること」を日記につけたり、書き出したり、SNSに投稿することで、自分の中で意識づけをしていきました。そうすることでだんだんと身につけることができたのだと思います。
もちろんできないこともあります。でも、できなかったとしても追い込んだり、落ち込んだりはしません。だって、片づけや掃除と、遅刻しないことのどちらが大事かといったら、当然、後者ですよね。
片づけは暮らしの一部です。だから、「やろう」という意識は大事にしつつも、「できる範囲で」という柔軟さも大切にしています。
みや
整理収納アドバイザー