せっかく部屋を綺麗にしても、いつの間にかモノで溢れている……忙しい現代人は、日々の片づけ・掃除にげんなりしている人も多いはず。そこで、整理収納アドバイザーみや氏の著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)より、“片づけ=めんどうなこと”という思い込みを変える「意外な習慣」を紹介します。
“片づけ=めんどうなこと”の思い込みを変える「意外な習慣」とは【整理収納アドバイザーが解説】
片づけは後始末ではなく「未来のための準備」
片づけをはじめて約4年。「いつまで続けるの?」そんなふうに言われることがあります。
でも、片づけに「終わり」はないんですよね。だって、そもそも「片づける」ということは、出したものを元に戻すこと。生活していれば、必ずものを使うし、それを戻さない、しまわないから、散らかってしまうのです。
わが家の場合は、そもそも収まっていなくて、戻すべき場所からもあふれていました…。まずは戻す場所をつくり、スムーズに戻せるようにするために、「ものを減らす」ことをしてきました。
ところで、「終わりがない」なんて聞くと、ちょっとげんなりしてしまいますよね。でもそれは「終わりがある」と思っているからではないでしょうか。片づけって生活とセットだから、生きている限り食事が続くように、片づけも続くものだと思うのです。
とはいえ、「片づけ」のために、食事がおろそかになったり、寝る時間が減ったりしたら、それは心身ともに不健康。「自分にとって何が大切か」を見失わないことが大事だし、あくまでもそれをかなえるための手段です。
そうそう、「片づけ」というと「後始末」のような印象があって、少し面倒な気がしますよね。でも、見方を変えれば「次の作業の準備」なんですよね。
夕食後の作業は、片づけと思わず、「翌朝、料理をスムーズにするための準備」。終わったことのためにではなく「未来のために」。そう思うと、少しラクな気持ちになりませんか?