リスクを抑える!定年退職後にできるインフレ対策とは

物価が高騰すれば年金は目減りすると知りショックを受けたショウタさん。老後に景況の影響を受けないために早めに対策しておくことが大切です。

ここからは、定年退職後にできるインフレ対策について3つご紹介します。

一つ目はリスク分散を考えた投資です。退職後は収入が減り、現役時代の生活水準が維持できなくなるケースが往々にしてあります。退職後も安定的な収入が得られるよう、投資を行う際はリスク分散を考慮することが重要です。

ワ:でもワイ、投資ってなんだか怖いな…。

そう思う方も少なくないですよね。ただ、インフレが進むと物価が上昇するので、預金や低リスクの金融資産では多くのリターンが見込めません。お金の価値が下がっているにもかかわらず、物価が上がり続けたら生活は困窮する一方です。年齢を重ねれば重ねるほど働いて賃金を得るこ難易度は上がりますので賃金以外に収入が得られるようにするのはとても重要です。

ワ:ふむふむ、ワイ頑張ってみる! リスク分散した投資ってどうやればいいの?

投資には、株式、債券、不動産投資、ほかにも投資信託など、さまざまな種類が存在します。どれか一つに投資するのではなく、株式と債権、株式と投資信託、株式と債権と投資信託など、ご自身のお好きなものを選ぶといいでしょう。

ただし、ご自身のリスク許容度と資産状況を考慮したうえで投資することが大切ですよ。

ワ:リスク許容度も資産状況も人それぞれだもんね。自分の懐に合わせて投資するのが重要なんだね!

2つ目は、賃金が得られる仕事の確保です。昨今は60歳の定年退職後も仕事をするシニアが増加しています。

ワ:年齢を重ねて働くって大変だよね。

そうですね。体調面で断念せざるを得ない場合も往々にしてあります。

ですが、インフレに備えるのであれば60歳で定年退職をしてから年金が受け取れる原則年齢の65歳になるまでの5年間は、働ける方は働いた方が安心です。社会とつながりをもつことで生活にメリハリが生まれ、かえってストレスを溜まりにくくなる方もいらっしゃいます。やりがいや、人の役に立つ喜びを感じられるなど、賃金を受け取る以外のメリットもあるので、前向きに検討してみてもいいのではないでしょうか。

老後の仕事は職場の再雇用制度を活用する方法もありますが、趣味やキャリアを活かして在宅の仕事を模索してみるのもひとつの手です。ハンドメイドが得意な方ならフリマアプリで売ったり、パソコンスキルがある方ならSNSを活用してみたり、色んな方法がありますよ。

ワ:好きなことや得意なことを活かした仕事って素敵だね!

三つ目は、固定費の削減です。固定費を見直すことで無駄な出費を抑え、月々数万円も貯蓄の積み立てができたということも珍しくありません。

ワ:確かに…ワイも無駄な固定費がたくさんある気がする。

たとえば、格安SIMに変更したり、電気会社やガス会社を見直したり、できることはいろいろあります。子どもと一緒に暮らしていたときと同じ家に、ご夫婦2人で住んでいる世帯なかには、思い切って引っ越しをする方もいらっしゃいます。

ワ:すごい! 大きな決断だね!

特に賃貸住宅で暮らしている方は身軽に動くことができるので、固定費の削減がしやすいのではないでしょうか。また、定番ではありますが家計簿をつけてみたり、自炊を増やして食費を抑えたり、省エネの家電に買い替えたりするのも簡単でチャレンジしやすいですよ。ご自身に合った方法をぜひ試してみてください。

①リスク分散した投資

②賃金が得られる仕事の確保

③固定費の削減

以上の3つを検討しましょう。

まとめ

というわけで、今回は「まさかこんなに減るなんて……年金受給額が減ってしまう理由と対処方法」というテーマでお送りしてまいりました。できることから対策して、豊かな老後を過ごせるようにしましょう。

<ゆめこさんの部屋>

ワ:ワイいまね、あしゃドラのあましゃんにハマってるの。あましゃんにでてくる北三陸のウニ美味しそうなの。ワイ食べたい!

それはかなわぬ夢ですね。ウニは塩分が多いから残念ながらワンちゃんは食べられません。

ワ:ガックシ…。じゃあじゃあ今度の土用の丑の日に、うなぎ食べてもい~い?

残念。うなぎも高カロリーにつき、ワンコは避けたほうが無難です。

ワ:ガックシ…。ちぇっ、ウシさんはうなぎ食べられていいな~。

ちょっとあんた、ウシはうなぎを食べないわよ。草食動物につき、牛は草を食べます。

ワ:えっ、じゃあじゃあ、牛さんは朝食にミルクは飲まないの?

牛は牛乳は作りますが、牛乳は飲みません。ウシさんにそんなこと言ったら「草生える」と一蹴されるわよ

ワ:なんと! そう思うと人間と暮らす座敷犬って食生活が豊かなんだね。ワイ、ワンコでよかった!

【余裕のはずが!?】月収41万円・50歳のサラリーマン「年金月16万円」のはずが…65歳で愕然とする「年金減額」の悲劇【老後の生活】