保険外交員からの売り文句として「保険料が〇〇円安くなります」と加入中の保険の見直しをおすすめされたことのある人は多いでしょう。では、保険料が安くなるのに、営利企業である保険会社が儲かるのはなぜなのでしょうか? 本記事では保険を検討・見直しする際、保険会社の思うつぼと陥らないよう、契約者として考慮すべきポイントについて、CFPの伊藤貴徳氏が解説します。
「保険料が安くなります」←保険会社はそれでも儲かる恐い理由…保険外交員に〈狙われやすい契約内容〉の共通点【CFPが解説】
見直しのチェックポイント
見直しのチェックポイントは以下です。見直しを勧められた場合には、一度確認するようにしましょう。
· ずっと続けてきた積立型の保険は特別な事情のない限り続けたほうがベター
· 保険料の安さにとらわれない(見直しによって保険料が下がる理由を確認する)
· 民間の保険だけで補おうとしない(公的保険制度の活用)
保険会社間で保険料設定に差が…比較検討の重要性
保険会社の間あいだでも、販売している保険の保険料設定に差があります。たとえば、死亡保障3,000万円で10年満期の定期保険をA社は〇〇円で販売しているが、B社はA社に比べて〇〇円安い〇〇円で販売している、といった具合です。
冒頭のとおり、保険料にはそれぞれ予定率が定められており、各社が見込む経費や利益には差があるため同じ保障内容でもこのように差が出てくるのです。言い換えると、保険会社によって得意な商品・苦手な商品があるともいえます。
保険を検討する際には、複数の保険会社を比較検討し、自分に有利な商品を選べるようにしましょう。
伊藤貴徳
伊藤FPオフィス
代表