家庭や人間関係において、自分以外のことばかりを優先し、自分のことが後回しになる、という経験をしてきた人も多いのではないでしょうか。しかし、60歳を超えた残りの人生は、これまでできなかった分、自分ごとを優先する人生を送ってほしい。そんな思いが詰まった、エッセイストの草野かおる氏の著書『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』より、老後の生活をストレスなく送るために、変えるべき意識と、暮らしの整え方を紹介します。
固定電話は処分し、「ひとりランチ」に行く…老後を“ストレスなく生きる”ために取り入れたい〈暮らしの知恵〉【60代の人気エッセイストが助言】
「玄関」を整える
朝出かける時、仕事で帰ってきた時、玄関がぐちゃぐちゃだったら、どうでしょう。お客さんや宅配の人、デリバリーの人がやってくるのも、玄関から。訪問者にとって、その家の第一印象を決めてしまう場所が、玄関なのです。
ボロボロで使わなくなった靴や壊れている傘などが、玄関にはたくさんあります。不用品を捨ててスッキリさせましょう。玄関は広さが限られているので、最初に手をつけやすい場所です。
「ひとりランチ」でプチ冒険
ひとりで行くわけですから、誰にも遠慮なく、お店選びができます。
プチ冒険ですから、話題のもの、家で作れないもの、食べたことのないもの、自分の好みとは真逆なものとにかく、今までにないランチに挑戦してください。
また、使ったことのない調味料で珍しい料理を作るのもいいですね。
失敗してもいいんです。リスクを恐れず、行動する小さな一歩です。
草野 かおる
イラストレーター