家庭や人間関係において、自分以外のことばかりを優先し、自分のことが後回しになる、という経験をしてきた人も多いのではないでしょうか。しかし、60歳を超えた残りの人生は、これまでできなかった分、自分ごとを優先する人生を送ってほしい。そんな思いが詰まった、エッセイストの草野かおる氏の著書『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』より、老後の生活をストレスなく送るために、変えるべき意識と、暮らしの整え方を紹介します。
固定電話は処分し、「ひとりランチ」に行く…老後を“ストレスなく生きる”ために取り入れたい〈暮らしの知恵〉【60代の人気エッセイストが助言】
本棚も新陳代謝させる
最終的な本の量を決めましょう。本棚から溢れていたり、家の中のあちこちに本が置いてありませんか?
まず、家にどのぐらいの本があるのか、現状をきちんと把握しましょう。
「本棚に入るだけ」「自分の部屋以外には置かない」など具体的にどのぐらいまで本を減らすのかゴールを決めましょう。そして新しい本を置くスペースも忘れずに。
「固定電話」を手放す
「振り込め詐欺」などの特殊詐欺被害のほとんどは、自宅の固定電話に直接出たことが、きっかけとなっています。在宅中でも留守電の設定にしておくと、ほとんどの場合、犯人は黙って電話を切ります。
詐欺の対象になる人は、「判断能力が弱っている」「頼れる知り合いが少ない」「インターネットで情報を調べない」と思われています。
固定電話に、営業電話しかかかってこないと思ったら「固定電話」自体を手放すことも考えましょう。普段の連絡は携帯電話があれば、十分間に合います。
自分に合った化粧を研究する
明るいファンデーションの厚塗り、口紅やチークは鮮やかな色に、実はこれ、“老け顔メイク”の典型だそうです。
肌の色に合った下地とファンデーションを薄く塗り、口紅やチークの色も、地肌に近い落ち着いたピンクやベージュ系オレンジを。大切なのは、肌の色より質感。
明るい場所で、女優気分で試してみましょう。