限りある人生、時間もお金もできるだけ無駄遣いせずに日々を過ごすには、毎日の習慣を少し変えてみることが大切です。特に、お金にかんする習慣でいうと、「掛け捨てタイプの保険は、今すぐやめるべき」と、エッセイストの草野かおる氏は言います。草野氏による「これまで自分のことを後回しにしてきた人たちへ、自分ごとを優先する人生を送ってほしい」という思いが詰まった書籍『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』より、詳しく見ていきましょう。
老後のお金を作りたい人にはおすすめしない…「積立型の保険」で意外に見逃しがちな〈落とし穴〉とは【60代の人気エッセイストが助言】
「イベント」をやめる
自分が子どもの頃、ケーキは特別なご馳走でした。我が子が小さかった頃は、イベントは欠かせませんでした。
でも生活も時代も変わっていきます。ひとり暮らしだったり 夫婦二人きりだったりそのたびごとに見直しましょう。モノのない時代の贈り物と、現代は異なります。世代が違う子どもたちには何をあげたらいいかもわかりません。
もし、面倒臭いと思ったらやめ時です。
宣伝文句は疑ってかかる
アメリカ人の友人が、日本に来てびっくりしたことのひとつに街のあちこちに「ナンバーワン」の表示が、たくさんあることです。「売り上げナンバーワン」「口コミサイトナンバーワン」「〇〇調べナンバーワン」「地域の中でナンバーワン」。
ナンバーワン、イコールみんなからの支持。みんながいいと言ってるから、あなたも買ってよ、という煽りですね。
友人からすると、自分の中でのナンバーワンが、優先されるので、誰かのナンバーワンは、関係ないという感じです。
ふと考えると、全くその通りです。
買う時は、パッケージの裏を見る、食品であればどんな添加物が使われているか、材料は何か、価格と中身が釣り合っているか、そして、必要かどうか……考えることはいろいろあります。
ナンバーワンの表示に惑わされず、賢い消費者を目指したいものです。
草野 かおる
イラストレーター