「こだわり」は取り扱い注意

低コストライフを送っていて、取り扱いに注意を払っているのが「こだわり」です。

「こだわり」の取り扱いはかなり難しく、上手く使えれば、低コストで済み、自分も満足できるという、かなりハイクオリティな仕上がりに持っていけるのですが、使い方を間違えると浪費や散財を増幅させてしまう、私にとっては“危険物”です。

人によっては「こだわり」が強すぎるばかりに、健やかで充実した低コストライフを送れていないケースも、きっとあることでしょう。

では「こだわり」が悪い動きをしてしまっている例を見てみましょう。

・ポイントを集めるために、こまめに買い物している

・歯ブラシにはお金をかけるのに、歯科検診はケチって行かない

・嗜好品のお茶やお菓子は奮発するのに、普段の食事は適当に済ます

「こだわり」は人それぞれで、私にも無数にあります。

外野がとやかく言うものではない、ということはまず前提に置いておきたいと思います。自分のお金をどう使おうと、どんな生活を送ろうとみな自由ですからね。

ここでお伝えしたいのは、「こだわり」の取り扱い方です。

先ほどの例だと、「ポイント」「歯ブラシ」「嗜好品」が“こだわりポイント”で、こだわりのみを実行しようとするばかりに、全体で見るとデメリットの方が多くなってしまっています。

これでは事態が良くなるばかりか、やればやるほど支出が増えたり、体調が悪化する可能性もあります。

不具合のある流れは、わりと「こだわり」から発生していることも多い気がします。

「こだわり」を手放すには、それが悪さをしていることに気づいて、客観的な事実に基づく判断が必要です。

しかし「嗜好品を控えて、肉や魚、果物や野菜を摂る方が健康的」という、真正面からの正論は、みんなわかっているのです。

でも……という、ここから先のところは、次でお伝えしたいと思います。