心地いい部屋を作るためには、余分なモノなどを「マイナス」することが必要になります。その一方で、ぜひプラスしてほしい「2つのもの」もあります。今回は、筆子氏の著書『本当に心地いい部屋: ものが少ないからくつろげる、満たされるから帰りたくなる 』(大和出版)より、プラスするべきものについてご紹介します。
光と風がないと暗い生活になる
外に出ると気分がいいのは、太陽の光、風、植物など、自然にふれられるからです。
室内も、適度に光と風を入れたほうが快適です。
日当たりがよくなく、風通しの悪い、よどんだ空気の中で過ごしていると、体調が悪くなり、発想も貧困になり、気持ちも落ちこみます。
住宅ローンや家賃に高いお金を払っているのですから、わざわざ暗い人生を引き起こす環境にすることはありません。
光と風を入れるには
光と風を確保するために、入り口や窓のまわりによけいな物を置かないほうがいいと前に書きました。窓を開けて換気をするとき、風の流れを意識してください。
風を通すためには、入り口と出口の両方が必要です。入った風が出る場所も確保しましょう。風は目に見えませんが、ちゃんと道筋があります。
その道筋をイメージして、邪魔になっている物(大きな家具や、積み重ねられた物)を取り除けば、もっと風通しがよくなりますよ。
昼間はカーテンやブラインドをあけて、太陽の光を入れるようにします。カーテンの数を増やしすぎたり装飾しすぎたりしないほうが、光が入る部屋になります。
光とカーテンとどちらが大事か、と言ったら、光ですよね。
場所によっては、カーテンがないほうがいいところもあるかもしれません。
「ミニマリストの部屋は何もなくて味気ない」という人がいますが、よけいな家具を取り除けば風の流れを感じることができるし、壁にあたる太陽光線が時間によって姿を変えるさまを見るのも楽しいものです。光は、たたみや木の床にもあたります。
板の間をきれいに水拭きすると、光があたってキラキラしますよ。
筆子
ブロガー