置きすぎをやめるとスッキリする4つの場所

人は、五感すべてから情報や刺激を得ていますが、もっともたくさん情報を得るのは視覚からです。全体の8割以上の情報が目から入ってきます。

心地いい部屋を作るために、まず視覚的なノイズを減らしましょう。

そのために1番いい方法は、物を減らすことです。

物の置きすぎをやめると、即、スッキリ感じられる場所を4つ紹介します。

1.玄関

家と外界をつなぐ玄関は、家の顔と言われる大切な場所。疲れた家族が学校や職場から戻る場所です。入り口が散らかっていると、疲れが倍増します。

玄関はお客さんを出迎える場所で、玄関先で応対することもよくありますね。

ここは家の第一印象が決まる重要なスペースですが、人と物が入ってくるため、物がたまりやすいので不用品を取り除いてください。

買った物、もらった物、持ち出した物が下駄箱の上に置かれていませんか?

郵便受けから取り出した紙類が下駄箱の上に置きっ放しになっていませんか?

着ていたジャケットや持っていたバッグを玄関先に放り投げて、そのままのこともあるでしょう(私の娘が小さいとき、よくやっていたことです)。

置きっ放しになっている物があったら、すべて所定の位置に戻してください。

下駄箱の上に小物が散らばらないように、トレイを用意して、鍵や腕時計などの小さな物をここに置くことにすれば、探し物も減ります。

たたきの上に出す靴は、最小限にしましょう。

たくさん靴を出していると散らかります。玄関が狭いとき、扉に吊り下げ収納をすることがありますが、こうした収納も、できればしないでください。

2.部屋の入り口

ドアや戸など、部屋の入り口のそばに、物を置きすぎないようにしましょう。

扉を開け閉めするたびに、物にぶつかるのは小さなストレスになります。

いちいち何かを動かしてから、入り口を通るのは面倒です。

玄関もそうですが、部屋の入り口は、動線を確保できるほうが暮らしやすいもの。

万が一、火事になったときも、動線は短いほうが、安全に逃げられます。

家の入り口である玄関も、部屋の入り口であるドアも、物を収納したり、何かを飾ったりすることより、動線を確保するほうがよほど重要です。

光や風の入り口である窓の周囲にもあまり物を置かないでください。日当たりも風通しも悪くなります。出入りに利用する入り口は、きれいにする人も、窓のまわりには無頓着に物を置いてしまうことがあります。

出窓に物の吹き溜まりができると、カビの温床になります。