カリフォルニア州のディズニーランドで働くパフォーマーの有志団体は俳優組合への加入を目指すと表明しました。それに対し、ディズニー社の反応は? みていきましょう。

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キャラクターの演者やダンサー、ステージの裏方などが対象

2024年2月13日、カリフォルニア州のディズニーランドで働くパフォーマーの有志団体が、全米の劇場関係者の労働組合であるアクターズ・エクイティ・アソシエーション(AEA)への加入を目指すことを発表しました。

 

発表を行ったのは、自らを「Magic United(魔法組合)」と称する団体で、加入対象となるのはミッキーマウスやミニーマウスなどのキャラクターを演じる俳優やダンサー、ステージの裏方など約1,700人です。ディズニーランド内には料理人や販売員、清掃人、警備員などさまざまな職業の人々が35,000人以上働いており、その多くは職業組合に所属していますが、パフォーマーたちの組合はありませんでした。

 

組合加入が実現までの大まかなプロセスは以下です。

 

・加入対象となる当事者労働者から、一定割合(3~5割)の賛同を得る

・組合を監督する、全米労働関係委員会に認定選挙の申請を行う

・認定選挙(当事者労働者による、匿名の投票)を行い、過半数の賛同を得る

 

Magic Unitedはすでに30%の賛同を集めているようですが、万全を期し60%以上の賛同を得てから全米労働関係委員会への申請を行う方針のようです。

 

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ディズニー社、労働者には組合加入を検討する権利があると表明

AEA会長にケイト・シンドル氏は、AP通信の取材に対し「これは雇用主(ディズニー)を悪者にするような状況ではない」とし、ディズニーが人々にとって魔法のような場所であり続けることが重要で、組合加入はそのために役立つだろうと話しました。

 

同氏はまた、CNNの取材において「彼らはディズニーランドで働くのが大好きです。ただそれは、生きるのに十分なお金が必要ないという意味ではない」と発言。「ディズニーランドが特別な場所であることは誰もが認識している」が「魔法だけでは家賃を払えない」と付け加えました。

 

一連の報道を受け、ディズニー社は「我々は、我々のキャストがすべての事実を知り、個々人の意志を表明するための匿名投票の権利を行使することを支持する」という声明を発表しています。

 

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本記事は、富裕層のためのウェブマガジン「賢者の投資術」(Powerd by OPEN HOUSE)にて公開されたコラムを、GGO編集部にて再編集したものです。
本記事は、掲載日時点の情報を基に作成しています。最新状況につきましては、スタッフまでお問い合わせください。