“先取り生活費”方式で「生活費」と「貯金」を振り分け

STEP2:お金の振り分け

ようやく、ここから日々使う生活費と貯金を分けていく工程に入ります。ここで登場するのが“先取り生活費”方式です。

手順① 手元に置いておく生活費の額を決めて口座に残しておく

手順② 残りの収入を「口座1」と「口座2」に分ける

手順①で手元に置いておくお金は、基本的にATMなどで現金化しています。このときのポイントは、ATMでお金を下ろすのは月に1回だけと決めて、余分にお金を下ろさないことです。

以前は「いざというときのため」と思って、必要額よりも心持ち多めにお金を下ろしていたのですが、見事に全額使っていました(笑)。

私の経験上、いざ! ということが起こる確率は10%以下で、普通に使う確率は90%以上です。何より、いざ! ということが起こらないように、日頃から色々と計画して過ごす方が大事ということも、お金をあまり引き出さないようにしてから学んだことの一つです。

下ろしたお金を使うときは、ひと手間かけてICカードにチャージして使っています。

私的には「現金→カードチャージ方式」が一番節約効果が高かったからです。チャージ先は2種類で、「交通系IC(主に交通費の支払い)」「スーパーのチャージカード(主に食料品や日用品の支払い)」と、使用用途ごとに分けています。

手順②では、残りの収入から、家賃や電気・ガス代などの固定費を「口座1」へ入れ、残りは全て貯金や投資分として「口座2」に仕分けます。

このとき、手数料が無料になり、自分も手間がないよう、銀行選びや入金方法も試行錯誤を繰り返しました。

出所:かぜのたみ氏の著著『低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。』(朝日新聞出版)より引用
【図表】かぜのたみ氏の支出管理ルーティン 出所:かぜのたみ氏著『低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。』(朝日新聞出版)より引用

以上が私の生活費の管理ルーティンです。かれこれ2〜3年はこの流れなので、最適化できたと思っています。