依然として米国株式市場は好調に推移し、S&P500種指数は史上はじめて5,000を超えました。そのなかで絶不調といえる企業の姿も。みていきましょう。

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2024年に入り、上昇を続けるS&P500種指数

米国株式市場が好調に推移するなか、S&P500種指数は史上はじめて5,000を超えました。

 

23年末から上昇を続けるS&P500種指数は、2024年1月19日にそれまでの終値最高値4,796.56(2022年1月3日)を更新、その後も新高値を更新し続け、2月8日の日中一時的に5,000を突破。翌9日には5,026.61で取引を終えました。

 

同指数は2023年に24%上昇し、24年初からすでに約5.4%上昇しています。投資家たちは景気への悪影響を最小限にインフレ抑制が達成されるであろうと考えているようで、FRBが利下げを示唆したことについても概ね好意的に捉えられているようです。

概ね好調なテック企業のなかで、テスラは絶不調

米国株式市場をリードしているのはテクノロジー企業です。特に再注目テクノロジーと言っても過言でもないAI領域をリードするNvidiaは年初来49.75%上昇しています。

 

一方で、すべてのテクノロジー企業が好調なわけではありません。「Magnificent Seven(荒野の七人)」と呼ばれる大企業7社の年初来変動率は以下です。

 

Nvidia(49.75%)、Meta Platforms(35.18%)、Amazon(16.35%)、Microsoft(13.40%)、Alphabet(7.64%)、Apple(1.73%)、Tesla(▲22.08% )

 

Teslaについては、販売台数減や商用車の提携取り消しなどビジネスが不調なことに加え、トランプ氏がEV車を敵視していることも足を引っ張っているようです。利下げへの期待よりも、政権交代が起こった場合のリスクのほうが目立ち、投資家から忌避されています。

 

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本記事は、富裕層のためのウェブマガジン「賢者の投資術」(Powerd by OPEN HOUSE)にて公開されたコラムを、GGO編集部にて再編集したものです。
本記事は、掲載日時点の情報を基に作成しています。最新状況につきましては、スタッフまでお問い合わせください。