株式投資の場合は「銘柄分析」も自分で

4.銘柄分析が大変

国内には、今後の成長が期待できる企業もあれば、衰退の一途をたどる企業もあります。倒産寸前かと思いきや、新規事業に活路を見出す企業もあります。

もちろん、上場企業はさまざまな情報を開示しているので、それらを分析すれば、今後成長する、つまり株価が上がる銘柄を見つけることができるかもしれませんが、3000を超える上場企業を分析するのは大変です。

現実的には、たまたま興味を持った企業から順に分析することになるでしょうが、チームを組んで銘柄分析を行っている投資信託に比べると、体制的にやや不利な形で株式投資を行うことになります。

5.相場のチェックが大変

株式投資はハイリスクです。短時間で急激に値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。多くの人が働いている昼間に株式相場は開いているので、みなさんが仕事で手が離せない時間に急落することもあります。

投資信託であれば、運用の担当者が機動的に対応することができますが、自分自身で株式投資をしている場合は、傍観することさえ間に合わないといったケースも想定されます。

出所:『ファイナンシャルプランナーが手取り足取り教える新NISA』(彩図社)より抜粋
[図表1]個別銘柄の株式と投資信託の違い 出所:『ファイナンシャルプランナーが手取り足取り教える新NISA』(彩図社)より抜粋