<2人目:岡山県在住75歳未婚男性、Bさん>

ゆ:Bさんの現役時代の職業は会社員。単身。現在の貯蓄額は、1,100万円。月の年金手取り額は、9万円。月4万円で生活している。

月の支出の内訳は、ご覧のとおり。

[図表4]月の支出の内訳(Bさんの場合)

ゆ:不定期だが、毎月だいたい1万円くらい貯蓄している。住居は賃貸。最近の大きな買い物は、食器洗い乾燥機7万円。

1日の流れ・過ごし方は、ご覧のとおり。

06:00起床

07:00朝食

08:00散歩

10:00テレビ鑑賞

11:00図書館

12:00昼食

13:00テレビ鑑賞

15:00おやつ

18:00夕食

23:00就寝

ゆ:終活の準備として持ち物を少しずつオークションなどで売って減らしている。

お:年金手取り9万円と厳しいなか、毎月約1万円の貯金をしているとは立派です。

わ:家賃が2万8,000円と格安なのが家計をぐっと助けてるね!

有:地方住まいならではですね。年金が少なくなりそうな会社員は、現役時代に共済組合や、個人年金保険に加入し、複数箇所から年金をもらえるようにしておくのが大切です。

わ:日々の生活費を抑えるかわりに、生活を楽にしてくれる食洗機には高額でも投資していて、お買い物上手だね!

<3人目:東京都在住70歳既婚男性、Cさん>

ゆ:つづいてはCさん。現役時代の職業は営業系の会社員。妻と2人暮らし。貯蓄額は、2,500万円。年金の受給額は、手取りで夫婦で月額21万円もらっている。月17万円で生活している。

月の支出の内訳は、ご覧のとおり。

[図表5]月の支出の内訳(Cさんの場合)

ゆ:現在、毎月の貯蓄額はなし。住居は持ち家。最近の大きな買い物は、親戚への入学祝3万円。

1日の流れ・過ごし方は、ご覧のとおり。

08:00起床

08:30朝食

09:00散歩

10:00読書

11:30昼食

13:00散歩

15:00喫茶店

17:00時散歩

18:30夕食

その後テレビ

24:00就寝

ゆ:終活の準備として、身の回りの物を捨てている。

有:夫婦で年金手取り月額21万円というと、会社員の夫、専業主婦の妻という、シニア世帯にもっとも多い組み合わせでしょうか。現役時代会社員だった人の老齢年金と厚生年金の受給額の平均は約15万円、専業主婦の老齢年金の平均は約6万でこの2つを合計するとちょうど21万円になります。

貯蓄額が老後資金2,000万円問題を見事クリアしており、Cさんの堅実なお人柄が想像されます。