「妻は目の錯覚を利用した新しい化粧法を習得しています」

“My wife mastered a new makeup technique that uses optical illusions.”

『ろくでもない英語の言い訳300(ダイヤモンド社)』より抜粋 イラスト:村上テツヤ
『ろくでもない英語の言い訳300(ダイヤモンド社)』より抜粋
イラスト:村上テツヤ

――錯覚とは、客観的事実を間違って知覚すること。これを利用したものに、老婆にも若い女性にも見える「だまし絵」があります。年齢を数十歳も変えられるならば、ほうれい線やシワ、シミを消すなど造作もないことです。ちなみに錯覚は英語で「illusion」と訳します。毎朝がんばっている奥さまに向かって「今日も最高のイリュージョンだね」などと声をかけてあげればご家庭も円満間違いなしです。

◆◆◆打てば出世に響く出社準備◆◆◆

「芸術点が低かったので、髪の毛をセットし直します」

“Since my artistic score was low, I will redo myhairstyle.”

――後ろ髪のはね具合も微妙だったので、飛型点も低いようです。

「目の下にクマができたりしているけれど、私は元気です」

“I’ve had dark circles under my eyes, but I’m fine.”

――目の下のクマは老けて見えたり、疲れて見えたりする原因になるため、対策に頭を悩まされている方も多いでしょう。そんな悩めるメノックマさんたちに朗報です。木を隠すには森です。目の下のクマと同じ色のくすんだ色のファンデーションを使用してみてはいかがでしょうか?

私は、寝癖のついたかつらを外し、七三分けのかつらを着けた。

I removed my bedhead wig and replaced it with a sidepart toupee.

――TPOに合わせてかつらを使い分ける、よき中年のたしなみです。ちなみにTPOは Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)の頭文字をとった略語で、長嶋茂雄風に言うと、いわゆる1つの和製英語です。TPOに合わせて海外で使用しないように気をつけましょう。

「怠惰であらずんば人にあらず」

怠惰でなければ人間ではない、というエッジの効いた価値観。