知能指数がおおむね20から35までの「重度知的障害者」。どのような特徴があり、どのような介助や支援を必要としているのでしょうか。みていきましょう。

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「知的障害」はどんな障害なのか?

まず最初に「知的障害」から詳しく説明していきます。

 

知的障害とは、知的機能の障害が発達期(幼少期から青年期・18歳以下)にあらわれ、日常生活の中でさまざまな不自由が生じることを言います。また、社会生活を過ごす上で困難を感じ、支援を必要としている障害です。このような3点で定義されています。

 

●発達期(幼少期から青年期・18歳以下)にあらわれる

●知的能力が75未満である、基準値より低い(65〜75)

●日常生活・社会生活での適応能力が低い

 

知的障害のあらわれ方は個人差があります。話してみても、一見知的障害があるのか分からない方もいらっしゃいます。知的障害のある方は、他者との複雑な会話の理解・生活の中での計算・初めて直面するでき事に対応できない方が多いです。知的障害といってもみんな同じではなく、一人一人違った部分での苦手があり支援の仕方が異なってきます。

 

知的障害の原因としては、原因不明のものもありますが色々な原因があると言われています。出生前の原因としては、遺伝子や染色体の異常(ダウン症)があり起こる内的原因によるものと、母体の感染症(フェニルケトン尿症など)や薬物の影響、外傷などにより起きる外的原因によるものがあります。先天性の代謝異常の場合は、新生児の時期のスクリーニング検査により早期発見が可能です。その際は、薬物や食事療法による治療が可能なことがあります。

 

周産期の原因としては、出産の際に低酸素や循環障害によるものがあります。しかし、周産期での原因は医療の進歩と共に減少してきているそうです。

 

出生後の原因としては、交通事故や何らかの衝撃による外傷性の脳挫傷や感染症によるものがあります。日本脳炎や結核性髄膜炎・ポリオ・麻疹・百日咳等に感染し重症化して脳炎になってしまうと、知的障害を引き起こしてしまう可能性があります。これらの感染症は、予防接種により感染を防ぐことができます。そのため、出生後はしっかりと予防接種に通うことが大切になります。また、栄養不足や、不適切な環境、虐待により脳の発達が遅れてしまうことも要因としてあります。

 

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「発達障害」はどんな障害なのか?

次に「発達障害」を詳しく説明していきます。

 

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達に関係する障害のことを言います。発達障害を持つ方の多くは、他者とのコミュニケーションや対人関係を築くことが苦手です。発達障害は自閉状・アスペルガー症候群・その他の広汎性発達障害・学習障害・注意欠如多動症、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するものです。発達障害は、複数の障害が重なって現れることや、障害の程度や年齢、生活環境等によっても症状は一人一人変わってきます。

 

発達障害は多様であり個人差があります。脳機能の障害によるもので大きく分けると3つに分けられます。

 

●広汎性発達障害(アスペルガー症候群・自閉症)

●学習障害(LD)

●注意欠如多動症(AD/HD)

 

また、発達障害を持つ方は、このように思われてしまう事が多いです。

 

●自分勝手に行動してしまう人

●周りと違い変わった人

●理解ができない困った人

 

このように誤解されやすく、近づき難い存在になってしまいます。しかし、このように思われる原因も「発達障害を持っており脳機能の障害である」と周りの方が発達障害を理解することができれば、接し方やサポートが変わってくるのではないでしょうか。

 

発達障害の原因としては、原因不明のものもありますが色々な原因があると言われています。原因の1つ目としては、遺伝子的要因です。発達障害には遺伝子が大きく関わっています。しかし、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも片方が発達障害であるという診断がされ、もう片方は診断されない事もあります。そのため、遺伝子が大きく関わっている事は確かなのですが、まだまだ原因不明なのです。

 

原因の2つ目としては、環境的要因です。環境といっても、こちらでは食事や運動、汚染物質、ストレス等のお腹にいる際の外的原因です。また、感染症の後で自閉症に特有な症状が発症する事もあります。通常の子供たちと比較すると、脳波異常やてんかん発作の出現率が高いと言われています。

 

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「知的障害」と「発達障害」の違い

<知的障害>

●発達期(幼少期から青年期・18歳以下)にあらわれる

●知的能力が75未満である、基準値より低い(65〜75)

●日常生活・社会生活での適応能力が低い

●年齢は18歳以下にあらわれ、知能の遅れがある。

●言葉や会話の理解、ルールを覚えるのに時間がかかる。

●自分で判断ができない。苦手です。

 

<発達障害>

●生まれつきの脳機能の発達による障害

●知能の遅れはないが、読み・書き・計算等の中で苦手がある

●待つ事ができない・じっとしてられない

●広汎性発達障害(アスペルガー症候群・自閉症)

●学習障害(LD)

●注意欠陥多動障害(AD/HD)

●広汎性発達障害(アスペルガー症候群・自閉症)の特徴

●コミュニケーションや感情の共有が苦手

●強いこだわりがある

●感覚刺激にとても敏感または鈍感

●子どもの頃からこのような症状が見られていた

●薬で症状を和らげる事が可能

 

広汎性発達障害は遺伝的な要因が複雑に関係しています。症状が軽度の場合は、広汎性発達障害があると分からず大人になってから発見される場合もあります。広汎性発達障害の方には知的障害を一緒に併発されている方も多くいらっしゃいます。信頼できる医者と共に治療を続けていく事が大切になります。個人差があるので、成長スピードに合わせた学習や教育をおこなっていけば生活に必要な知識を身に付ける事ができます。

 

また、薬で症状を和らげる事が可能なので医師と相談していきましょう。

 

学習障害(LD)の特徴

●全体的な知能の遅れはない

●読み・書き・計算等の中で特別苦手なものがある

 

個人差があるので、苦手分野を理解し成長スピードに合わせ学習を進めていく事が大切です。学習障害(LD)と広汎性発達障害(アスペルガー症候群・自閉症 ASD)、注意欠如多動症(AD/HD)の両方を併発している場合はそれぞれに対応した治療が必要になります。

 

注意欠如多動症(AD/HD)の特徴

●12歳以前に症状が出ている

●その方の年齢から見て、集中力がない・物をなくすといった事が多い

●じっとしていられない・待つ事ができない

●薬で症状を和らげる事が可能

 

注意欠如多動症は、脳の前頭葉や線条体という部分の機能障害が要因として関係しています。また、遺伝的要因も関係していると言われています。小中学生の子どもに症状が出て発見されるケースが多いですが、大人になってから判明したケースも稀にあります。

 

注意欠如多動症は自分ではコントロールができません。多くの子どもたちは、このような症状が出た時に、叱られる事が多く辛い思いをしています。治療方針としては、暮らしやすい環境の工夫、できたことを褒めることで気持ちの面での安心感・落ち着きが生まれます。また、薬で症状を和らげる事が可能なので医師と相談していきましょう。

 

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知的障害者が利用できる福祉サービス

療育手帳

療育手帳とは、児童相談所または、知的障害更生相談所にて「知的障害がある」と判断された方に交付されます。

 

●「障害者求人」への応募が可能になる

●公共料金の割引・助成金制度・税金の軽減を受けられる

●療育手帳の等級がA相当ならば、所得税や住民税の控除

●療育手帳の等級がA相当ならば、自動車税・軽自動車税及び自動車取得の空徐

 

地域の自治体ごとに名称や判断基準が違うので、お住まいの自治体のや税務署に確認してみてください。また、障害の等級によっても異なります。

 

知的障害者更生相談所

18歳以上の知的障害がある方で、日常生活や仕事などの相談や職業判定、療育手帳の判定・交付を行う場所になります。都道府県や市に設置されているので困った事があれば相談してみましょう。

 

成年後見制度

日常生活を送る中で、賃貸や売買が必要になる事があります。その際に不安や決断ができない場合、成年後見制度が使えます。成年後見制度には、その方の程度に合わせ「補助人」「保佐人」「成年後見人」があります。

 

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発達障害者が利用できる福祉サービス

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳とは、精神疾患(てんかん、発達障害を含む)により、長期に亘り日常生活または社会生活の制約のある方を対象としています。

 

●公共料金の割引・税金の軽減を受けられる

●公共施設等の利用料・使用量の減免

●医療費の助成・支給

 

地域の自治体ごとに名称や判断基準が違うので、お住まいの自治体のや税務署に確認してみてください。また、障害の等級によっても異なります。

 

発達障害支援センター

発達障害のある人や家族への支援を行う機関です。保険や医療・福祉・教育等を支援してくれます。精神障害者保健福祉手帳を交付する場所にもなります。困った事があれば相談してみましょう。

 

障害者就職・生活支援センター

発達障害のある方が仕事と生活を自立できるよう支援してくれます。全国に設置されているので、困った事があれば相談してみましょう。

 

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知的障害・発達障害の違いは理解できたでしょうか。

 

【知的障害とは】

●発達期(幼少期から青年期・18歳以下)にあらわれる

●知的能力が75未満である、基準値より低い(65〜75)

●日常生活・社会生活での適応能力が低い

 

【発達障害とは】

●生まれつきの脳機能の発達による障害

●知能の遅れはないが、読み・書き・計算等の中で苦手がある

●待つ事ができない・じっとしてられない

 

障害があると1人で生活・仕事をしていくことが困難になります。福祉サービスを使用し、生活しやすい環境を作っていきましょう。また、障害を理解されにくいといった場面もありますが、周りの皆さんも少しでも障害を理解し支えて行ける世の中になるといいですね。

 

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