「身の丈に合った」とはよくいったもの。60代に風格を添える持ち物の選び方とは? 『60代からの見た目の壁』(株式会社エクスナレッジ)の著者で医師の和田秀樹氏が解説します。
若者に「シャネル」「ロレックス」は似合わない!?…60代こそ「ハイブランド」を身につけたい“納得の理由”
ロレックスをするだけで見た目がよくなる
風格のある大人が身につけるもので、大事なアイテムの1つが時計でしょう。いくらスーツを着ていても、安っぽい時計をしていたら、貧乏くさく見えます。
私は基本的に1つの時計しか使いません。30年ほど前、大事な人からいただいたホワイトゴールドのロレックスです。
ロレックスは最高級時計の1つですが、永久保障ですので、オーバーホールしている限り、新品同様に動き続けます。
だから私も、3年に1度、20万円ほどかけてオーバーホールをしています。オーバーホールには1週間ぐらいかかるので、その間だけは、カジュアルなアップルウオッチなどをしていますが、戻ってくればまたロレックス一筋です。
ロレックスというのは、それを身につけているだけで風格が出る時計です。誰に言われたか忘れましたが、「ロレックスさえしていたら、ジーンズをはいても、何を着ていても、それなりにお金を持っているように見えるよ」と言われたことがあります。
ちょっとお金に余裕ができて、「時計でも買おうか?」となったら、ロレックスのような高級品を身につけるのも、見た目をよくする方法の1つです。
いわゆる「一点豪華主義」ですね。高級スーツよりもはるかに高いロレックスもありますが、それをするだけで、まわりが見る目も違ってきます。
一点豪華主義でいきたいというなら、それでもよいのです。自分の経済力の範囲内で買えるなら、そういうものを身につけるのもよいでしょう。
少なくとも、安っぽい時計をして、自分から貧乏くさく見せることはありません。それなら、時計をしないほうがましです。
和田 秀樹
医師