世界経済にも大きな影響を与えた米国の利上げ。先行き不透明感はあるものの、歴史的な利上げは終止符が打たれるという見通しが強まっています。みていきましょう。

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3回連続の金利据え置きに加え、2024年には利下げが濃厚

アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)は、2023年12月13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、3回連続となる利上げ見送りを発表。さらに、2024年中に3回程度の利下げと報道されています。

 

このニュースを見て、FRBの公式発表を確認し、3回の利下げという文言がどこにも見当たらないことに不信感を持った方もいるかもしれません。実際、FOMC参加メンバーの誰かが3回利下げすると発言したという事実はありません。ただし、メディアも無根拠に3回という数字を作り上げているわけではありません。

 

彼らは、同日に公開された経済予測概要(SummaryofEconomicProjections)内の「ドットプロット」を参考に、利下げ回数を割り出しています。

ドットプロットから利下げ回数を算定

「ドットプロット」とは、FOMCの各メンバーが将来時点での金利の予測値を点で示したグラフで、これらの点の中央値をFRBの目標金利水準だと捉える伝統があります。

 

今回発表されたドットプロットでは、FOMCに出席した19人のうち2名が2024年も現在と同水準の5.25〜5.50%の金利に留まるとしたものの、その他の17名は程度の差こそあれ現在より低い金利を想定していることが分かりました。

 

金利が下がるとした17名の内訳は、1名が5.00~5.25%、5名が4.75~5.00%、6名が4.50~4.75%、4名が4.25~4.50%、そして最後の1名が3.75~4.00%を想定しているとのことです。中央値は4.50~4.75%で、現在のあたりよりも0.75%ほど低い値です。通常、政策金利はFOMCの度に0.25%ずつ引き上げ/引き下げされるため、3回相当の利下げ予想になるというわけです。

 

もちろん、今回の利上げ時のように一気に0.5%または0.75%変動させる可能性もありますが、インフレ率がまだ目標値よりも高いことを考えると急激な利下げを行うとは考えられないため、概ね妥当な利下げ回数予測と言えるでしょう。長らく続いた利上げからの反転は、経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

 

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本記事は、富裕層のためのウェブマガジン「賢者の投資術」(Powerd by OPEN HOUSE)にて公開されたコラムを、GGO編集部にて再編集したものです。
本記事は、掲載日時点の情報を基に作成しています。最新状況につきましては、スタッフまでお問い合わせください。

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