(※画像はイメージです/PIXTA)

本記事は、「医療と生きる人々が、生の情報で繋がる」をコンセプトにシャープファイナンス株式会社が運営する医療プラットフォーム『Medical LIVES』のコラムより、一部編集のうえ転載したものです。

南極クルーズは、ペンギンで賑わう極地への上陸が可能

極地は南北に分かれているため、参加者はどちらかを選択する必要があります。両クルーズの内容には、どのような違いがあるのでしょうか。

 

平藤氏「厚い氷に覆われた北極には陸地がないため、エリア内を周遊することになります。対して南極は大陸なので、上陸が可能。その特異な環境を、より生々しく体験できます。

 

具体的には、船上から小型ゴムボートに乗り換えたうえで、南極大陸へ上陸します。ベストシーズン期の南極は気温がマイナス5度~5度程と、スキー場のような気候。過去には車いすで参加される人もいらっしゃいましたが、専門知識を持ち、しっかりと訓練を受けたスタッフのサポートで、問題なく上陸することができます。

 

南極では愛らしいペンギンをはじめ、さまざまな動物を見ることができます。対して、北極クルーズではシロクマの姿や、美しいオーロラを楽しめますが、時の運にもよりますので、確実とは言い切れません。初めての極地クルーズには、南極がおすすめです」

料理にスパ、そしてエンタメも楽しめる豪華客船の醍醐味

クルーズの旅は船内で過ごす時間が多いため、その快適さによって全体の印象も大きく変わってきます。一般的な極地クルーズでは、どのようなサービスが提供されているのでしょうか。

 

平藤氏「今から20年程度前の極地クルーズは船の質が低く、観測船レベルの船舶に乗車するしかありませんでした。しかし近年は状況が大きく変わり、耐氷性の高い豪華客船が数多く登場しています。

 

レストランやバー・ラウンジはもちろん、ジムやスパ、そして甲板上に温水プールやジャグジーを備えている船舶も多いので、快適な時間をお過ごしいただけるでしょう。

 

さらに、オーディションを勝ち抜いたプロダンサーによるエンターテインメントショーなど、娯楽も充実しています。

 

加えて、客船には極地研究の専門家が同乗しています。特に南極の場合、上陸前にコース内容や注意点をレクチャーする講座が開講されますので、帰国後、知人に説明できるくらい専門的な知識が深まるでしょう。

 

食事は洋食がメインとなっており、コース料理のほか、アラカルトやルームサービスも楽しめます。ラグジュアリー船はサービスが細やかなので、日本食のリクエストにも応えてくれるはずです。直近2月のクルーズでは、お客様のリクエストからメニューにはない恵方巻が振舞われたと聞きました」

 

極地クルーズを選ぶ際に知っておきたいポイント

ここまでの内容を一読し「ぜひとも極地クルーズに参加してみたい」と考えた人も、多いのではないでしょうか。そこで最後に、数ある極地クルーズを選ぶ際のポイントを教えていただきました。

 

平藤氏「まずは『客船の大きさ』をチェックしてください。南極クルーズの場合、大きすぎると大陸への上陸自体が難しくなるため、1~2万トンレベルが適当です。また上陸回数は、クルーズにより異なります。1度のクルーズで10回以上の上陸機会を設けているクルーズもありますので、事前に確認しておきましょう。

 

また『日本の旅行会社が企画しているチャータークルーズ』への参加をお勧めします。海外の会社が主催するクルーズでは日本語に対応していないことが多く、特に南極の場合、上陸前の講座を日本語で聞けることは大変重要です。そのほか、さまざまな面で日本人スタッフがサポートしてくれるため、何かと心強いのではないかと思います。

 

そして北極クルージングの場合、すべてを船上から楽しむことになります。このため『ベランダ付きの客室』を選べば、楽しみが何倍にも広がると思います」

 

お金・時間の両方に余裕がなければ参加が難しい極地クルーズ。しかし、参加のハードルが高いからこそ、得られる経験もまた特別でしょう。忙しい日々から離れ、「非日常」と「少しばかりのアドベンチャー要素」を求めて、極地へと足を運んでみるのも良いかもしれません。

 

 

Medical LIVES/シャープファイナンス

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本記事は、「医療と生きる人々が、生の情報で繋がる」をコンセプトにシャープファイナンス株式会社が運営する医療プラットフォーム『Medical LIVES』のコラムより、一部編集のうえ転載したものです。