ロボアドバイザー(ロボアド)とも呼ばれるデジタルのファンドラップサービスを活用すれば、自宅のソファからスマホでカンタンに米国株へ投資することが可能です。資産運用や投資を身近にする最新サービスについて紹介します。 ※本稿は、テック系メディアサイト『iX+(イクタス)』からの転載記事です。
米国株への投資が少額からスマホでカンタンに。世界がぐっと身近になる、最新フィンテック (※写真はイメージです/PIXTA)

革新的なフィンテックの登場により、進化を遂げた金融の世界

資産運用のスタイルは時代とともに変化し続けています。銀行や証券会社で担当者と相談するという時代から、個人がスマートフォンを通じて、投資先の割合を決めるポートフォリオを自身で構築する時代に変化しました。

 

また、IT企業を中心にさまざまな企業が続々と資産運用の世界に参入し、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせたフィンテックと呼ばれる革新的な動きはますます活発化してきています。対面中心からデジタル中心へビジネス構造も変化し始め、資産運用業界でもDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいます。

 

従来は、投資家はその投資判断をポートフォリオマネジャーに一任することが一般的でしたが、革新的なフィンテックの登場により、AIを活用した運用モデルを利用するケースが増えています。

 

新規参入のIT企業が中心となって提供するそうしたフィンテックサービスの一つが、ロボアドバイザー(ロボアド)とも呼ばれるデジタルのファンドラップサービスです。

 

ファンドラップとは?

そもそも、ファンドラップとは何でしょうか? ファンドラップとは、自分で資産運用するのが難しいと考える人の相談にのってアドバイスをし、本人の代わりに運用・管理を行うサービスです。特に、リスクを軽減するための資産配分や長期運用計画など、専門知識や経験値が求められるポイントおいて、専門家の視点から提案してもらえるというメリットがあります。

 

デジタルのファンドラップサービスの特徴

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ファンドラップに必要な口座開設から運用報告までスマートフォンで完結するよう設計されているのが、デジタルのファンドラップサービス(下記、デジタルラップサービス)です。ネットが繋がれば、いつでもどこでも利用することが出来ます。

 

従来のファンドラップは、ユーザーにとって利便性が高いというメリットがある一方、「自分にぴったりのサービスがなかなか見当たらない」という課題が、これまでに指摘されていました。

 

そうした指摘を受け、お客様満足度を高めたいファンドラップを提供する会社と、金融サービスに新規参入、もしくは拡大したいと考えるIT企業の両者が手を組んだファンドラップサービスが、昨今は登場しています。

 

両者の強みを活かし、より個々人のニーズにコミットメントできる資産運用の提案力と、ユーザーにとって使い勝手のよい優れた証券プラットフォームデザインを両立することで、新たな価値を生み出しています。