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ネット社会の発展に伴い、我々の日常生活は常に進化を続けています。このような背景から、2009年に「仮想通貨(暗号資産)」という財産的価値のあるインターネット上の通貨が誕生しました。近年ではさまざまな種類の仮想通貨が作られ、世界を大きく変えました。この記事では、おすすめの仮想通貨の種類と選び方を解説します。
1. 仮想通貨で将来性がある銘柄10選
仮想通貨業界では、さまざまな種類の銘柄が作られています。なにを買うべきか、あらかじめ目処をつける必要があります。まずは、将来性がありそうな銘柄を10種類ご紹介します。
1.1. ビットコイン(BTC)|時価総額ランキング1位
ビットコインの時価総額は全銘柄でNo.1です。仮想通貨のなかでも、もっともメジャーな銘柄です。ビットコインは、2008年のサトシ・ナカモト氏の論文により構想が誕生しました。2009年から発行が開始されています。
ビットコインは、コインチェックを含め数多くの国内取引所が扱っている銘柄です。また、エルサルバドルでは世界で初めて法定通貨として認められたことで話題となりました。コジマやビックカメラなど、日本でも数々のサービスでビットコインが使われています。
1.2. イーサリアム(ETH)|アルトコインのなかで時価総額ランキング1位
イーサリアムは、アルトコインのなかで最も時価総額の大きい銘柄です。アルトコインとは、ビットコインを除いたすべての仮想通貨を指します。単位は「ETH」であり、1ETHあたり約25万円(8月時点)と高額です。
イーサリアムの主な特徴として、スマートコントラクトが挙げられます。取引する際に、自動で契約を成立させる仕組みです。今後、企業間で積極的な売買を行う際にスムーズなやり取りが期待されます。
1.3. リップル(XRP)|中央集権型の通貨
リップルもアルトコインのなかで、時価総額が大きい銘柄として数えられます。アメリカの企業である「Ripple Labs Inc」によって管理されている点が大きな特徴です。本来、仮想通貨は分散的に管理していますが(企業や組織が管理していない)、リップルは責任や方針が明確になる中央集権型の仮想通貨となっています。
1.4. ビットコインキャッシュ(BCH)|ビットコインから分岐
ビットコインの取引量が年々増加し、データ処理の面でトラブルが生じました。空き容量が少なくなり、取引履歴を記録するスピードが遅くなってしまう現象を「スケーラビリティ問題」とよびます。スケーラビリティ問題を克服すべく誕生した銘柄が、ビットコインキャッシュです。
ビットコインよりも容量が大きくなっており、より多くのデータを保存できるよう作られています。初めて発行された時期は2017年です。ビットコインと比較すると取引量はまだ少ないものの、取引の利便性から今後も注目される可能性はあります。
1.5. ライトコイン(LTC)|デジタルシルバーとも呼ばれている
ライトコインは、別名で「デジタルシルバー」と呼ばれている銘柄です。このような名称が付けられた理由にはビットコインが関わっています。ビットコインの別名は「デジタルゴールド」です。ビットコインの弱点を補うためにライトコインが登場したといわれています。
ビットコインは容量に課題がありました。そこで、約4倍の取引スピードを誇るライトコインが登場します。取引履歴を数多く保存できるため、スピーディーに売買できるところが強みです。
1.6. ネム(XEM)|分散型プラットフォーム作成が目的
ネムは、投資家たちが平等にプラットフォーム※を作成できます。名前の由来は「New Economy Movement」からきており、新たな経済活動を目的として作られました。ネムを使って売買できるサービスも存在します。プラットフォームのあふれる魅力が、大きな期待を寄せられている要因です。
※ プラットフォーム…サービスやシステムを動かすための土台
1.7. リスク(LSK)|フォージング(鋳造)という承認システムを採用
リスクもネムと同様に分散型プラットフォームの作成を目的に誕生しました。2016年にリスクが生まれ、発行枚数の上限を設定していません。ただし、新規発行枚数は次第に下がる仕組みとなっています。
リスクが開発に使っている言語は「JavaScript」です。一般的に用いられているプログラミング言語であり、多くの人が参入できるように工夫されています。ビットコインで行われるマイニングがフォージングと名づけられているところが相違点です。
1.8. ステラルーメン(XLM)|新興国での個人間利用を可能に
ステラルーメンは、新興国※の経済支援を目的にステラ開発財団が作りました。これらの国々は、自国通貨の信用がないケースも少なくありません。自国通貨の保有が、かえってリスクにつながってしまいます。
※ 新興国…先進国よりも経済成長は遅れたものの、将来的に著しい成長が期待できる国
ステラルーメンは、あらゆる国どうしのスムーズな取引をサポートします。送金スピードが速いため、世界中の投資家と簡単に取引できるところが魅力です。
1.9. シンボル(XYM)|法人向けの銘柄
シンボルはネムをアップデートして作られた銘柄です。前述したネムとは基本的に系統が同じであるため、セットで取り扱っている仮想通貨交換業者も少なくありません。セキュリティ面を大幅にアップデートしたこともあり、シンボルは法人向けの仮想通貨といわれています。
1.10. エイダコイン(ADA)|独自のスマートコントラクトを採用
エイダコインは、独自のスマートコントラクト※「Plutus」を採用している点が特徴です。
※スマートコントラクト…取引する際に、自動で契約を成立させる仕組み
イーサリアムもスマートコントラクトを採用していますが、計算と決済をすべて同じ場所で行っていたので、修正しにくいという課題がありました。
しかし、エイダコインのPlutusは決済と計算が別々に行われるため、修正しやすいのが特徴です。イーサリアムよりも実用的になっており、注目を集めています。
2. 草コインのなかでもこれから伸びると予想される銘柄8選
仮想通貨には、草コインと呼ばれる種類があります。世間的な認知度と時価総額が低い銘柄の総称です。世界中の投資家にあまり知られていないため、取引量も多くありません。そのため、価格は日本円で数十円がほとんどです。
無論、一切価値が出ずに消滅する可能性は考えられます。一方で、突然日本円で数十万円を超える銘柄になるケースもゼロではありません。ここでは、草コインのなかでも今後伸びるのではないかと予想される種類をご紹介します。
2.1. エンジンコイン(ENJ)|ゲームをしながら稼ぐことができる
エンジンコインは、オンラインゲームで頻繁に使われている銘柄です。さまざまなゲームを提供する「Enjin Platform」で使用できます。オンラインゲームのなかでは、特に「Minecraft」の機能と組み合わせた「EnjinCraft」が有名です。
エンジンコインの価格は80〜90円程度で、草コインでは高めの水準を維持しています。今後も、オンラインゲームの流行次第では爆発的な成長も期待できるかもしれません。
2.2. アイオーエスティー(IOST)|取引処理速度の高速化により手数料が安くできる
アイオーエスティーは、取引履歴の処理スピードが非常に速く作られています。この特徴を支える機能が「EDS(Efficient Distributed Sharding)」です。日本語では、「効率分散型シャーディング」と言い換えられます。
EDSはデータを処理するにあたり、コンピュータ機器(ノード)をランダムにグループ化します。並列処理が可能になるうえに、ノードを選択する手間が省けるためコストもあまりかかりません。スケーラビリティ問題を防げるシステムが魅力的です。
2.3. ポルカドット(DOT)|保有するだけで利益の出るステーキングが可能
ポルカドットは、仮想通貨の取引の利便性を高める草コインです。主な機能として「インターオペラビリティ」が挙げられます。本来、異なる銘柄は取引所を介さないと換金できません。しかし、ポルカドットを持つとさまざまな仮想通貨同士の相互運用が可能となります。
また、ポルカドットはステーキングもできる銘柄です。ステーキングは、ウォレットから仮想通貨を預け入れておくだけで報酬を得ることができます。草コインで長期的に稼ぎたい場合は、ポルカドットをいくらか保有することをおすすめします。
2.4. モナコイン(MONA)|日本で初めて誕生した仮想通貨
日本で初めて誕生した仮想通貨が「モナコイン」です。こちらは、元々「2ちゃんねる」で創作されたキャラクターである「モナー」がモデルとなっています。特に注目すべきポイントは「完全分散型」のシステムを採用しているところです。
基本的に仮想通貨は中央集権型ではありませんが、モナコインの場合はサービスの提供も各保有者で行います。ユーザー全員が開発者として活躍できる銘柄です。日本人を中心に今後も注目を集めると期待されています。
2.5. チェーンリンク(LINK)|発行枚数に制限がない
チェーンリンクは、専門業者が開発に携わっている草コインです。少しずつ知名度が高まっており、価格は日本円で約1,000円(8月時点)に到達しています。今後の価格動向に注目です。
2.6. トロン(TRX)|取引処理速度が仮想通貨のなかでも飛び抜けて速い
仮想通貨全体でも、取引履歴を処理するスピードが圧倒的に速い銘柄がトロンです。1秒で約2,000件のデータを処理できるといわれています。そのため、数々の仮想通貨が抱えるスケーラビリティ問題に悩まされづらい銘柄です。
トロンは、世界中の企業とつながりを持っています。アメリカやシンガポール、中国などで幅広く認識されている点が強みです。今後も提携する企業が増えていく可能性があります。
2.7. ベーシックアテンショントークン(BAT)|獲得通貨はYouTubeの投げ銭にも使える
ベーシックアテンショントークンでは、ウェブブラウザである「Brave」で利用されています。「Brave」ブラウザはブロックチェーンの技術を採用しており、大手企業からの広告が表示されません。通信容量が抑えられるため、スピーディーにサイトへアクセスできます。
利便性の高さもあり、Braveの利用者数は5,000万人を超えました。他にも、ベーシックアテンショントークンはYouTubeの投げ銭にも利用できます。ニーズは将来的にも高まるのではないかと予想されています。
2.8. ジャスミー(JASMY)|プロジェクト開発などで期待されている
ジャスミーは、モナコインと同様に日本で誕生した草コインです。2019年12月に発行された比較的新しい仮想通貨です。これからは海外進出を目標にプロジェクト開発を目指しています。無事に成功すると、価格も大きく上昇する可能性があります。
発行枚数の上限は500億枚と定められています。なお、今のところ国内でジャスミーを取り扱っている仮想通貨交換業者は「BITPoint(ビットポイント)」です。
3. 草コインも買えるおすすめ国内取引所4選!
日本国内にも、仮想通貨を取り扱っている交換取引所は数多くあります。同じ国内取引所でも、販売所形式と取引所形式で取引できる銘柄が異なるため注意しましょう。ここでは、草コインの種類が多くかつ有名な国内取引所を4社紹介します。
3.1. ビットフライヤー|17種類の銘柄を1円から売買可能
ビットフライヤーはビットコインの取引量が、国内取引所のなかで6年間No.1の交換業者です。銘柄は全部で17種類を揃えており、すべての仮想通貨を1円から売買できます。費用を抑えて取引したい人にはおすすめです。
3.1.1. ビットフライヤーの基本情報を紹介
■ビットフライヤーの基本情報
取扱銘柄 |
17種類 ビットコイン/イーサリアム/イーサリアムクラシック/ ライトコイン/ビットコインキャッシュ/モナコイン/ リスク/リップル/ベーシックアテンショントークン/ ステラルーメン/ネム/テゾス/ポルカドット/ チェーンリンク/シンボル/ポリゴン/メイカー |
ビットコインの最小注文単位 |
0.00000001BTC |
入金手数料(税込) |
|
出金手数料(税込) |
3万円未満
3万円以上
|
送金手数料(税込) |
銘柄で異なる(ビットコインは0.0004BTC) |
3.2. GMOコイン|国内最多の22銘柄
GMOコインは、日本国内でトップタイである22種類の銘柄を取り扱っています。幅広く仮想通貨を持ちたい人にはおすすめの交換業者です。オリコン顧客満足度ランキングで2年連続No.1となっており、多くの投資家から信頼を集めています。
3.2.1. GMOコインの基本情報を紹介
■GMOコインの基本情報
取扱銘柄 |
22種類 ビットコイン/イーサリアム/ビットコインキャッシュ/ ライトコイン/リップル/ネム/ステラルーメン/ ベーシックアテンショントークン/オーエムジー/ テゾス/クアンタム/エンジンコイン/ポルカドット/ コスモス/シンボル/モナコイン/カルダノ/メイカー/ ダイ/チェーンリンク/FCRコイン/ドージコイン |
ビットコインの最小注文単位 |
0.00001BTC |
入金手数料(税込) |
即時入金:無料 振込入金:振込手数料は負担 |
出金手数料(税込) |
無料(大口出金は400円) |
送金手数料(税込) |
無料(マイナーに対する手数料は別途負担) |
3.3. コインチェック|取扱銘柄は17種類
コインチェックは、2022年上半期においてダウンロード数が日本国内でNo.1の交換業者です。500円からビットコインを含めた17銘柄を購入でき、取引所形式の売買手数料も無料となっています。初心者であれば、口座開設を検討すべき取引所です。
3.3.1. コインチェックの基本情報を紹介
■コインチェックの基本情報
取扱銘柄 |
17種類 ビットコイン/イーサリアム/イーサリアムクラシック/ リスク/リップル/ネム/ライトコイン/ ビットコインキャッシュ/モナコイン/ステラルーメン/ クアンタム/ベーシックアテンショントークン/ アイオーエスティー/エンジンコイン/オーエムジー/ サンド/パレットトークン |
ビットコインの最小注文単位 |
500円相当額 |
入金手数料(税込) |
3万円未満:770円 3万円〜30万円以下:1,018円
3万円未満:770円 3万円〜50万円未満:1,018円 50万円以上:入金金額×0.11%+495円 |
出金手数料(税込) |
407円 |
送金手数料(税込) |
銘柄で異なる(ビットコインは0.0005BTC) |
3.4. ビットポイント|国内初、トロン(TRX)とエイダ(ADA)を上場
ビットポイントは、国内で初めて草コインのトロンやエイダコインを扱い始めた交換業者です。取扱銘柄数は14種類と多くありませんが、マイナーなものもいくつか揃えています。草コインを中心に取引したい人にはおすすめです。
3.4.1. ビットポイントの基本情報を紹介
■ビットポイントの基本情報
取扱銘柄 |
14種類 ビットコイン/ライトコイン/ビットコインキャッシュ/ リップル/イーサリアム/ベーシックアテンショントークン/ トロン/エイダコイン/ジャスミー/ ポルカドット/チェーンリンク/ディープコイン/ アイオーエスティー/クレイ |
最小注文単位 |
買注文は500円以上、売注文は0.00000001BTC以上 |
入金手数料(税込) |
|
出金手数料(税込) |
出金:利用者負担 |
送金手数料(税込) |
暗号資産送付:無料 |
4. 仮想通貨を選ぶ際にチェックしておきたい4つのポイント
仮想通貨は、我々が想像している以上に数多くの種類があります。これから投資を始める人が何を購入すべきか迷ってしまうのは当然です。銘柄を選択する際に押さえたいポイントを4点まとめます。今後の投資活動の参考にしてください。
4.1. 取引量が多く、信頼性のある銘柄か
仮想通貨を選ぶうえで、安全な取引を目指したいのであれば「取引量」に注目すべきです。ビットコインやイーサリアムなど、多くの人々に売買されている銘柄は信頼性が高いといえます。無論、突然の暴落で投資家の生活を苦しめる危険性もゼロではありません。
しかし、業界には有名無実化している「詐欺コイン」が出回っています。偽物の仮想通貨を市場に出すことで、費用のみを回収する犯罪行為の一種です。このような種類と比べれば、取引量の多い銘柄は比較的安全な部類に入るといえます。
4.2. 時価総額を確認
仮想通貨を選ぶときは、時価総額も見過ごせない基準のひとつです。時価総額は「銘柄の市場価格×発行数量」で計算されます。数値が大きければ、今後も多くの投資家に取引される可能性が高いといえます。
たとえば、ビットコインの時価総額は約56兆9,630億円(8月時点)です。仮想通貨のなかでは、群を抜いて大きな数値を誇ります。次に大きい時価総額としては、イーサリアムがビットコインの約半数となる25兆1,500億円(8月時点)となっています。
4.3. 価格変動(ボラティリティ)の大きさ
売買益で稼ぎたい場合は、価格変動(ボラティリティ)も重要なポイントです。投資スタイルに応じて、捉え方を変えていかなければなりません。
もし、コツコツと長期的に投資したい人はボラティリティの小さい銘柄を選びましょう。価格が大して変動しないのであれば、安定した保有を実現しやすくなるからです。
一方で、短期的な価格の上昇で稼ぐのであればボラティリティの大きい銘柄を選びます。双方とも一長一短があるため、自分に合った方法を選択しましょう。
4.4. 仮想通貨の流動性があるかどうか
仮想通貨で取引する場合は、「流動性」もチェックしなければなりません。より多くの投資家に売買されていれば、流動性が高い銘柄といえます。基本的にチェックすべき項目は「時価総額」です。「価格×流通量」で計算できるため、流動性は時価総額と比例します。
知名度が高く、多くの人に取引されている銘柄であれば安全である確率は高くなります。仮想通貨業界でも、初心者はなるべくコツコツと貯めることを目標にしましょう。
5. 初心者でも仮想通貨で稼ぐための4つのコツ
仮想通貨投資は、初心者であればこそ避けたくなるジャンルかもしれません。投資全体を通してみてもハイリスク・ハイリターンの種類に分類されます。しかし、投資スタイルを工夫することで稼ぐことも不可能ではありません。
5.1. 複数の取引所に登録して分散投資する
仮想通貨に限った話ではありませんが、取引する際は「分散投資」を心掛けなければなりません。取引所を1つに絞り、銘柄も限定するとリスクが大きくなります。投資した先が暴落した場合、他の銘柄などで補えなくなってしまうからです。
仮想通貨で稼ぎたいのであれば、必ず複数の取引所に口座を開設しましょう。加えて、なるべく多くの銘柄を確認する必要があります。リスクヘッジ(危機管理)は、入念に検討したほうが賢明です。
5.2. 長期保有(ガチホ)で挑む
初心者であれば、短期保有は基本的に避けましょう。価格がアップダウンを繰り返していると、精神的にも苦しくなってしまいます。特に大きく値下がりした場合、慣れていないと慌てて決済してしまうかもしれません。
ストレスを軽減するためにも、長期保有が必要不可欠です。仮想通貨業界では、長期保有は「ガチホ」とよばれています。銘柄を売却しなければ、含み益が出ても税金は発生しません。手数料も大きく抑えられるため、安定して稼ぐうえでは欠かせない手段です。
5.3. チャート分析を勉強する
初心者とはいえども、チャートの分析(テクニカル分析)はしっかりと勉強しなければなりません。
本やインターネットなどで基本を学び、実際のチャートを数多く見て経験値を蓄えましょう。
5.4. 自分の投資スタイルに合った銘柄を保有する
最終的に、仮想通貨で稼ぐには自分に合った投資スタイルを見つけなければなりません。主に挙げられる投資スタイルは以下のとおりです。
- 売買
- つみたて投資
- レンディング
- マイニング
- ステーキングなど
単純な売買のみならず、保有するだけで稼げる方法はいくつかあります。特に仕事をしている人は、日中にチャートを確認できるタイミングがあまりないはずです。
自分の環境をいま一度考え、最も向いていると思う方法を検討しましょう。
6. 日本でも上場が予想される仮想通貨
2022年現在、国内取引所で上場していない仮想通貨は数多くあります。ここでは日本で上場が予想される「ApeCoin」について紹介します。
6.1. 2022年3月に導入が発表された「ApeCoin(APE)」
2022年3月に「ApeCoin」の導入が正式に発表されました。海外取引所ではすでに上場していますが、日本では未上場で取引ができません(2022年8月時点)。
ApeCoinはNFTゲームを中心に利用される銘柄です。また、アメリカのニュースマガジン「TIME」やNFT※を販売するプラットフォーム「OpenSea」などの決済手段としても使われています。メタバースの流行りに乗れば、想像以上の高騰を見せる可能性もゼロではありません。
※ NFT…ブロックチェーンを使った非代替性トークン。デジタル技術を駆使して独自のゲームや絵画などを作れる
7. 仮想通貨の今後の見通しは?明るいといわれる6つの理由
仮想通貨の今後の見通しは明るいと捉えられている一方で、将来性がないと唱える人も一定数います。特に日本人は仮想通貨にあまりよい印象を持っていません。悪いイメージを払拭すべく、今後に向けたメリットをご紹介します。
7.1. 仮想通貨の決済可能店舗が増加傾向にある
仮想通貨はインターネット内のみではなく、現実世界にも少しずつ浸透しています。日常的に利用されている店舗が、決済手段としてビットコインなどを採用しているためです。具体例として以下のような企業が挙げられます。
- ビックカメラ
- メガネスーパーなど
仮想通貨をウォレットに保管しておくと現金を持ち合わせていないときに便利です。価格によっては日本円の支払いより得するケースも考えられます。
7.2. システム基盤としての需要が高まっている
仮想通貨の見通しが明るいといわれる理由のひとつに、システム基盤の需要も挙げられます。ブロックチェーンを使った製品は、2021年以降から投資家の間で話題となりました。そのなかでも、NFTが果たした役割は非常に大きいといえます。
日本では、とある小学生が夏休みの宿題でNFT絵画を作りました。その作品が300万円以上の価値がついたことは業界では有名です。このようにブロックチェーンの可能性の幅広さから仮想通貨の期待も高まっています。
7.3. マイニング可能なビットコインが残り10%未満になっている
ビットコインのマイニングは多くの投資家により進められ、2022年時点で残り10%未満になっています。要するに、90%以上のビットコインが供給されました。供給量が大幅に上昇したことで、このまま需要が高まるのではないかと考えられています。
なぜなら今後はビットコインの供給が望めなくなるからです。希少価値が高まっていき、価格の高騰が予想されます。ちなみに、残りの10%分がマイニングされる時期は2140年ごろとも言われており、近々100%に到達するわけではありません。
7.4. 送金が従来より早く可能なため有用な取引手段として注目されている
仮想通貨は従来の通貨と比べ、送金スピードに優れています。たとえば、日本円をドルへ両替する際にかかる日数はおよそ1〜2日程度です。一方で、仮想通貨は遅くとも数時間程度で取引できます。
特にリップルを中心とする「ブリッジ通貨」は、各国通貨の取引スピードアップには欠かせません。日本円とドルを交換する場合、間にリップルを挟むことで時間の短縮が可能です。手続きの円滑さから、仮想通貨を購入するケースも考えられます。
7.5. 大手企業なども仮想通貨を購入し始めている
仮想通貨は、個人のみならず大手企業も力を入れています。数々の銘柄を購入する日本企業も現れるようになりました。ビットコインの価格が高い理由は、大手企業による積極的な売買も要因として挙げられます。
たとえば、株式会社ネクソンは2021年4月に1億ドル相当のビットコイン購入を発表しました。世間的に有名な大手企業が積極的に参入しています。仮想通貨の課題ともいえる「信頼性」が払拭できるかもしれません。
7.6. 仮想空間「メタバース」による新しい経済圏の誕生
NFTの台頭に伴い、「メタバース」が流行しています。「メタ(超越)」と「バース(宇宙)」を組み合わせた造語であり、新たな経済圏の確立にもつながる概念です。ゲームや音楽など、幅広いジャンルで採用されています。
仮想通貨は、NFT製品を購入する際に欠かせません。イーサリアムやその他草コインなど、あらゆる種類の銘柄が使えます。今後、絶大な人気を誇るサービスが提供されれば、仮想通貨の需要もさらに高まるといえます。
8. 仮想通貨の次のバブルはいつ?いま注目されている銘柄はイーサリアム
世界中でニーズが高まっている仮想通貨ですが、将来性においてある銘柄が特に注目を集めています。その種類こそが「イーサリアム」です。イーサリアムは汎用性が極めて高く、NFTゲームでは中心となって取引されています。
アルトコインのなかでは時価総額ランキングが1位です。2022年8月時点では「1ETH=25万円」で取引されており、2026年には約90万円に達するといった声もあります。
無論、仮想通貨は必ずしも予測通りに動くわけではありません。あくまで予想として参考にしましょう。
9. まとめ
本記事では、仮想通貨のおすすめできる銘柄についてご紹介しました。
ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな種類を押さえるだけではなく、草コインも幅広く確認しておいたほうが賢明です。どの銘柄が伸びそうかをしっかりと分析しながら取引しましょう。
さらに、仮想通貨の売買をする際には相性のよい販売所および取引所を調べておくことが大切です。インターネットやSNSでは、さまざまな情報を手に入れられます。徹底的なリサーチも心掛けてください。