この記事では、暗号資産取引所の「bitbank(ビットバンク)」の基本情報、メリット・デメリット、利用までの流れを紹介します。bitbankでは18種類の暗号資産が購入可能で、手数料が安く、初心者にもおすすめです。デメリットについても触れますので、取引所選びの参考にしてください。
18通貨が取引所で購入可能!bitbankのメリット・デメリットを解説 (※画像はイメージです/PIXTA)

『資産形成ゴールドオンライン』は複数の企業と提携して情報を提供しており、当サイトを経由して申込みがあった場合、各企業から報酬が発生することがあります。しかし、提携の有無などが本ページ内のサービスの評価や掲載順位に関して影響を及ぼすことはありません(提携会社一覧)。

日本の暗号資産取引所はたくさんあるので、どこを利用しようか迷ってしまう方もいるはずです。bitbankは2014年の創業以来ハッキング被害がなく、セキュリティ面において安心できる取引所です。

 

この記事では、bitbankの基本的な情報、メリット・デメリット、利用までの流れについて説明します。ぜひ、暗号資産取引所選びの参考にしてください。

1. bitbankの特徴
1.1. 基本情報
1.2. 取り扱い通貨
2. bitbankを使うメリット
2.1.「取引所」で18通貨が売買できる
2.2. メイカーになると手数料をもらえる
2.3. 暗号資産のレンディングができる
2.4. 取引量が国内No.1
2.5. マーケット情報が豊富
2.6. ハッキングされたことがない
3. bitbankを使うデメリット
3.1. 出金手数料が高い
3.2. 現物取引しかできない
3.3. レンディングの利回りが低め
4. bitbankを利用するまでの手順
5. まとめ

1. bitbankの特徴

(出典:bitbank)
(出典:bitbank)

 

まず、bitbankの基本情報と取り扱い通貨について説明します。

 

1.1. 基本情報

bitbank は、2014年に設立され2017年9月に金融庁の認可を受けた暗号資産取引所です。CEOの廣末紀之氏は、新卒で野村證券に入社し、GMOインターネットへ転職。その後、起業家となって2012年よりビットコインの研究を始め、2014年にbitbank株式会社を設立しました。

 

1.2. 取り扱い通貨

取り扱い通貨は下記の18種類です。

 

  1. ビットコイン(BTC)
  2. リップル(XRP)
  3. ライトコイン(LTC)
  4. イーサリアム(ETH)
  5. モナコイン(MONA)
  6. ビットコインキャッシュ(BCC)
  7. ステラルーメン(XLM)
  8. クアンタム(QTUM)
  9. ベーシックアテンショントークン(BAT)
  10. オーエムジー(OMG)
  11. シンボル(XYM)
  12. チェーンリンク(LINK)
  13. メイカー(MKR)
  14. ボバネットワーク(BOBA)
  15. エンジンコイン(ENJ)
  16. ポリゴンコイン(MATIC)
  17. ポルカドット(DOT)
  18. ドージコイン(DOGE)

 

コインチェックの取り扱いは17種類、ビットフライヤーは15種類なので、ほぼ変わりありません。

 

また、日本国内ではbitbankでしか取り扱いがないボバネットワーク(BOBA)というコインを購入できます。

 

2. bitbankを使うメリット

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、bitbankを利用するメリットについて説明します。

 

2.1.「取引所」で18通貨が売買できる

bitbankでは、18通貨を「取引所」で売買できます。他の暗号資産取引所は、ビットコインなどのメジャーコインしか取引所を使えず、アルトコインは「販売所」で売買することが多いです。

 

販売所では、仮想通貨取引業者から好きなタイミングで暗号資産を購入できますが、手数料(スプレッド)が高くなるのが難点です。一方、利用者どうしで売買できる取引所で購入すると手数料を安く抑えることができます。

 

販売所でアルトコインを購入するとスプレッドが開きやすいので、手数料を抑えて購入したい人にとっては、取引所で購入できるのは大きなメリットです。

 

2.2. メイカーになると手数料をもらえる

取引板にない価格で買いまたは売りで注文を提示する人を「メイカー」と呼びますが、bitbankではメイカーの手数料は-0.02%で、取引をすると0.02%の手数料がもらえることになります。

 

2.3. 暗号資産のレンディングができる

暗号資産のレンディングができるのもbitbankの魅力です。

 

ちなみにレンディングとは、保有する暗号資産を暗号資産取引所へ貸すことにより金利を得る方法です。年利は最大3.0%で、貸すだけで暗号資産が増えていきます。

 

ビットコインなどのメジャーコインだけではなく、アルトコインを含めた全暗号資産に対応しているのもポイントです。暗号資産に将来性を感じていて、当分売る予定がない人は、レンディングを利用するのも一つの選択肢です。

 

2.4. 取引量が国内No.1

CoinMarketCap(暗号資産や取引所の情報が見られるサイト)によると、bitbankは2021年2月14日時点の取引量が国内No.1になりました。取引所では、利用者がいなければ活発な取引ができません。また、売ろうと思ってもなかなか売れないとストレスになります。そのため、取引量が多いのは利用者として魅力的なのです。

 

2.5. マーケット情報が豊富

bitbankでは、全通貨に関するニュースを見ることができます。暗号資産の情報を世界中から集めるのは手間がかかります。特に、マイナーなアルトコインに関する情報はほとんどありません。そのため、自分が保有する通貨の情報を一気に確認できるのは大きなメリットといえます。

 

2.6. ハッキングされたことがない

ハッキングの標的になりやすい暗号資産ですが、bitbankは2014年の創業以来ハッキング被害がありません。使いやすさや手数料の安さも選ぶ基準にはなりますが、ハッキングされたら自分の大切な資産が無くなる恐れがあります。

 

実際に、過去のハッキング事件では保有していたコインを全額補填されないこともありました。そのため、安心して預けられる点も暗号資産取引所を選ぶ基準なのです。

 

bitbankでは、暗号資産をインターネットと完全に切り離されたコールドウォレットで管理しています。第三者機関による高い評価も受けているので、これからも安心して利用できるでしょう。

 

3. bitbankを使うデメリット

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

bitbankを利用するデメリットは次の通りです。

 

3.1. 出金手数料が高い

bitbankのデメリットは、日本円を出金する手数料が高いことです。3万円以下の出金は550円、3万円以上の出金は770円かかります。GMOコインは出金手数料が無料ですし、コインチェックは一律407円です。頻繁に出金が必要な人にとってはデメリットとなります。

 

3.2. 現物取引しかできない

bitbankでは、信用取引ができません。暗号資産は値動きが激しいので、大きな利益を得たい人は信用取引を好む傾向があります。そのため、信用取引をしたい人にとっては物足りないと感じるでしょう。

 

ただし、信用取引では自分が予想した動きにならなければ大きく資産を失うこともあります。そのため、積極的にリスクをとりたくない人には信用取引はおすすめしません。つまり、信用取引をする予定がない人にとってはこのデメリットは関係ありません。

 

3.3. レンディングの利回りが低め

レンディングができるのはbitbankの魅力です。しかし、コインチェックの最大利回り5.0%に比べると、bitbankの最大利回り3.0%と高くはありません。レンディングに重きを置いているのであれば、bitbankよりコインチェックを利用することをおすすめします。

4. bitbankを利用するまでの手順

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

bitbankの口座開設は最短3分で完了します。

 

  1. メールアドレスでアカウント登録
  2. 基本情報登録
  3. 本人確認資料をスマホで提出

 

審査は最短1日で完了します。審査が完了したら日本円を入金し、取引を開始できます。

5. まとめ

bitbankは取引量が国内No.1で、2014年の創業以来ハッキング被害がなく、安心して利用できる暗号資産取引所といえます。

 

マイナーなアルトコインは販売所でしか購入できない業者が多いなか、すべての暗号資産が取引所で購入できる点も魅力です。ただし、日本円を出金する際の手数料が高く、信用取引ができない点はデメリットといえます。また、レンディングができるものの、コインチェックに比べると利率は低いです。

 

すべての項目を満たした取引所はないことを理解したうえで、bitbankも選択肢の一つに加えて色々な取引所をお試しください。