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株やFXと同様に、仮想通貨にも手数料があることをご存じですか? 手数料を抑えないと、せっかく獲得した利益がマイナスになることがあります。
そこで本記事では、取引所別の手数料や、手数料そのものを抑えるコツをご紹介します。最後まで読むと手数料負けを防ぎつつ仮想通貨取引ができるようになります。
1. 仮想通貨取引でかかる7つの手数料
まずは、仮想通貨(暗号通貨)の取引に必要な手数料を解説します。どのような手数料がかかるのかを知っておきましょう。
1.1. 口座開設にかかる手数料
国内の仮想通貨取引所の口座は、基本無料で開設できます。ただし、口座開設に必要な本人確認書類を郵送するときの郵便費用が自己負担になる場合があります。
本人確認書類は郵送だけでなく画像アップロードなどが利用できる取引所もあるので、費用を抑えたい場合は把握しておきましょう。
1.2. 日本円の入出金にかかる手数料
取引所の口座に日本円を入金、出金するには、手数料が必要なことがあります。
入金は銀行だけでなく、コンビニやネットバンクなど複数の方法が用意されていることが多いです。取引所によって手数料が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
1.3. 仮想通貨の送金にかかる手数料
仮想通貨を外部に送金する場合には、手数料が必要なケースがあります。たとえば、取引所から所有しているウォレットに送金する場合や海外送金をする場合が該当します。
仮想通貨をウォレットで保管しているなど送金を高頻度で利用したい人は、手数料の安い取引所を選択しましょう。
1.4. 取引(売買)にかかる手数料
取引所での売買にも、手数料が必要となる可能性があります。これは、取引所のサービスを利用するためにかかる手数料です。
仮想通貨を売買する頻度が高いと大きな負担になってしまいます。無料のケースもあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
1.5. レバレッジ取引にかかる手数料
レバレッジ取引とは取引所に預けたお金を担保として、預けたお金以上の金額で取引をする方法です。少ない資金でも大きな利益を狙えるのは、レバレッジ取引の大きな魅力です。
レバレッジ取引ができる取引所は限られており、レバレッジ取引をする際には手数料が設けられていることがあります。せっかく大きな利益を狙っても手数料が高いと利益が減ってしまうので、事前に把握しておきましょう。
1.6. スプレッド
スプレッドとは、仮想通貨を購入したときの価格と売却したときの同一時点での価格の差額のことです。たとえば、同一時点のアルトコインの買値が10万円で売値が9万円だとしたら、1万円がスプレッドとなります。
スプレッドは実質的には手数料となる部分で、スプレッドが広いとその分多くの手数料を支払わなければなりません。スプレッドが発生するのは販売所のみなので、取引所での売買では関係ありません。
1.7. マイナス手数料
マイナス手数料とは、Makerのみに発生する手数料です。Makerは、取引所に流動性を提供する役割があります。流動性を提供してくれたインセンティブとして、報酬を得られる仕組みです。
マイナス手数料を設けている取引所は限定されているので、あらかじめ確認しておきましょう。
2. 手数料が安い仮想通貨の取引所10選!各手数料を比較しよう
ここからは、取引所ごとの各手数料をご紹介します。比較しやすい表となっているので、ぜひ参考にしてください。
2.1. ビットフライヤー(bitFlyer)|住信SBIネット銀行利用者におすすめ
メリット |
|
ビットフライヤー(bitFlyer)は、国内最大級の取引所です。ビットコインの取り扱いがしやすく、売買手数料や送金手数料が低いところが特徴です。
実際に、6年連続ビットコインの取引量No.1の実績を持っています。初心者が使いやすいのはもちろんのこと上級者向けの取引ツールも用意されており、それぞれの実力に応じた利用が可能です。
日本円を入金する際は、住信SBIネット銀行を利用すると手数料が不要になります。
2.1.1. ビットフライヤーの基本情報と各手数料をチェック
ビットフライヤーの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
ビットフライヤーの情報 |
取り扱い銘柄 |
15銘柄 |
日本円の入金 |
住信SBIネット銀行:無料 住信SBIネット銀行以外:330円(税込) |
日本円の出金 |
三井住友銀行:220円〜440円(税込) 上記以外:550円〜770円(税込) |
仮想通貨の送金 |
0.0004BTCなど仮想通貨により異なる |
売買にかかる手数料 |
約定数量×0.01%~0.15%など仮想通貨により異なる |
レバレッジ手数料 |
0.04% |
マイナス手数料 |
ー |
2.2. コインチェック(Coincheck)|取引手数料・入金手数料がいらない
メリット |
|
コインチェックは、金融庁登録済みの仮想通貨取引所です。2018年にマネックスグループに買収されて傘下に入りました。
ビットコインなら500円から購入でき、手軽に取引が始められるところが特徴です。送金手数料も安いので、まずはビットコインの取引をしたい人に向いています。
また、購入する際に使うアプリはスッキリとしたデザインで、使いやすいところも特徴です。
2.2.1. コインチェックの基本情報と各手数料をチェック
コインチェックの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
コインチェックの情報 |
取り扱い銘柄 |
4銘柄 |
日本円の入金 |
振込入金:無料 (クイック入金とコンビニ入金は停止中) |
日本円の出金 |
407円 |
仮想通貨の送金 |
0.0005BTCなど仮想通貨により異なる |
売買にかかる手数料 |
無料 |
レバレッジ手数料 |
ー |
マイナス手数料 |
ー |
2.3. GMOコイン|取引&入出金手数料が無料
メリット |
|
GMOコインは、イFXや株など金融系サービスにも強いGMOグループ傘下の仮想通貨取引所です。
レバレッジ取引に対応している銘柄は5銘柄と多く、多様な仮想通貨でトレードできます。ユーザーにとって、安心かつコストを抑えた取引ができる点は大きなメリットです。
2.3.1. GMOコインの基本情報と各手数料をチェック
GMOコインの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
GMOコインの情報 |
取り扱い銘柄 |
22銘柄 |
日本円の入金 |
無料 |
日本円の出金 |
無料 |
仮想通貨の送金 |
無料 |
売買にかかる手数料 |
無料 |
レバレッジ手数料 |
保有ポジションの終値×0.04%/日 |
マイナス手数料 |
-0.01%または-0.03% |
2.4. DMM Bitcoin|3つの手数料が無料
メリット |
|
DMM Bitcoinは、ECサイトで有名なDMMグループ傘下の仮想通貨交換業者です。販売所と取引所の両方の性質を兼ね備えた「BitMatch注文」を用意しています。
1番の魅力はレバレッジ取引の銘柄が豊富で、アルトコインのレバレッジも行えるところです。
DMM Bitcoinは365日対応のLINEサポートや専用のスマホアプリもあるので、スマホがあればいつでも気軽に相談やトレードを行うことができます。
2.4.1. DMMビットコインの基本情報と各手数料をチェック
DMMビットコインの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
DMMビットコインの情報 |
取り扱い銘柄 |
20銘柄 |
日本円の入金 |
入金時の銀行振込手数料のみ負担 |
日本円の出金 |
出金時の銀行振込手数料のみ負担 |
仮想通貨の送金 |
無料 |
売買にかかる手数料 |
無料 (BitMatch取引を除く) |
レバレッジ手数料 |
保有ポジションの終値×0.04%/日の合計 (レバレッジ手数料がロールオーバー時に発生) |
マイナス手数料 |
ー |
2.5. ザイフ|個性的な銘柄が揃う
メリット |
|
Zaif(ザイフ)は、株式会社カイカエクスチェンジが運営している仮想通貨取引所。他の取引所では扱っていないザイフトークンなど、個性的な銘柄を扱っているのが特徴です。手数料も他の取引所と比べて安いので気軽に始めることができます。
またザイフは独自のサービスがあるのも嬉しいところで、毎月1,000円から始めることができる仮想通貨積立投資「Zaifコイン積立」や、仮想通貨をTwitterに無料で送金できる「ソーシャルチップ」があります。ザイフにしかない個性的な銘柄やサービスに惹かれた方は、ぜひ検討してください。
2.5.1. ザイフの基本情報と各手数料をチェック
ザイフの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
ザイフの情報 |
取り扱い銘柄 |
14銘柄 |
日本円の入金 |
コンビニ入金: 495円(30,000円未満) 605円(30,000円以上) 振込入金:銀行の振込手数料のみ負担 |
日本円の出金 |
385円(30,000円未満) 770円(30,000円以上) |
仮想通貨の送金 |
0.0001~0.01BTCなど仮想通貨により異なる |
売買にかかる手数料 |
無料 |
レバレッジ手数料 |
1日当たり0.039% |
マイナス手数料 |
ー |
2.6. ビットバンク|初心者でも手軽に始められる
メリット |
|
ビットバンクは、株式会社ビットバンクが運営している仮想通貨取引所。取引量の多さが特徴で、仮想通貨を買うにしても売るにしてもスムーズに取引が成立します。
さらにビットバンクは専用のアプリで「Trading View」というチャートを利用できます。初心者も扱いやすく、上級者も本格的な取引がスマホひとつで行えます。
この他にも24時間365日対応の「モアタイムシステムズ」にも対応していますので、取引したいと思ったときにはいつでもどこでもできるなど、とにかくメリットが多いのがビットバンクです。
2.6.1. ビットバンクの基本情報と各手数料をチェック
ビットバンクの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
ビットバンクの情報 |
取り扱い銘柄 |
16銘柄 |
日本円の入金 |
銀行の振込手数料のみ負担 |
日本円の出金 |
550円(3万円以上は770円) |
仮想通貨の送金 |
0.0006BTCなど仮想通貨により異なる |
売買にかかる手数料 |
0.12% |
レバレッジ手数料 |
ー |
マイナス手数料 |
-0.02% |
2.7. ビットポイント|500円以下からでも投資可能
メリット |
|
ビットポイントは、株式会社リミックスポイントが運営する仮想通貨取引所。500円以下という少額から投資可能で、初めての人でも取引がしやすいツール「BITPointAdvance」があるので、初心者の方でも気軽に始めることができるのが特徴です。
また即時入金手数料、口座管理料等各種手数料が無料なのも嬉しいところ。ビットポイントなら慣れるまで少額投資だけで運営しても無駄な手数料を取られないので安心です。
2.7.1. ビットポイントの基本情報と各手数料をチェック
ビットポイントの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
ビットポイントの情報 |
取り扱い銘柄 |
13銘柄 |
日本円の入金 |
無料 |
日本円の出金 |
無料 |
仮想通貨の送金 |
無料 |
売買にかかる手数料 |
無料 |
レバレッジ手数料 |
ー |
マイナス手数料 |
ー |
2.8. フォビジャパン|中国の大手仮想通貨取引所の日本法人
メリット |
|
フォビジャパンは、中国のフォビグループ傘下の仮想通貨取引所。ユーザー数は数千万人にも及び、世界水準のセキュリティとサービスを受けることができます。
フォビジャパンの特徴はどの通貨でも、なんと日本円で2円という少額投資が行えるところ。口座申込も最短5分で始められますので、初心者でも気軽に投資を始めることができます。
フォビグループが発行しているフォビトークン(HT)を利用すれば、手数料割引のサービスがありランクによってさらにフォビトークンをお得に利用できるシステムになっています。
2.8.1. フォビジャパンの基本情報と各手数料をチェック
フォビジャパンの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
フォビジャパンの情報 |
取り扱い銘柄 |
23銘柄 |
日本円の入金 |
クイック入金:無料 コンビニ入金・銀行振込:振込手数料のみ負担 |
日本円の出金 |
330円(税込) |
仮想通貨の送金 |
0.0005BTCなど仮想通貨により異なる |
売買にかかる手数料 |
仮想通貨により異なる |
レバレッジ手数料 |
保有ポジションの終値×0.03%/日 (ビットコインのみ) |
マイナス手数料 |
ー |
2.9. LINE BITMAX|LINEとの連携で取引がスムーズ
メリット |
|
LINE BITMAXは、LINEアプリのグループ会社「LINE Xenesis株式会社」が運営する仮想通貨取引所。
LINEユーザーに使いやすく、かつお得なのが特徴です。LINEアプリに「LINE BITMAX」のタブがあるので、LINEユーザーはいつものチャットのついでにすぐに取引に移ることができます。
2.9.1. LINE BITMAXの基本情報と各手数料をチェック
LINE BITMAXの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
LINE BITMAXの情報 |
取り扱い銘柄 |
7銘柄 |
日本円の入金 |
LINE PAY:無料 振込入金:銀行の振込手数料のみ負担 |
日本円の出金 |
LINE PAY:110円(税込) 銀行出金:400円(税込) |
仮想通貨の送金 |
0.001BTCなど仮想通貨により異なる |
売買にかかる手数料 |
無料 |
レバレッジ手数料 |
ー |
マイナス手数料 |
ー |
2.10. SBI VCトレード|セキュリティ面に不安がある人はコレ
メリット |
|
SBI VCトレードは、ネット証券会社も運営しているSBIホールディングスグループ傘下の仮想通貨取引所。
大手金融会社が運営しているだけあってセキュリティ対策は完璧です。コールドウォレットでの保管、マルチシグネチャで複数の秘密鍵に分割、不正ログイン防止など、これでもかというほど対策を練っています。
口座開設・維持手数料、取引手数料、入金手数料など各種手数料が無料ですが、住信SBIネット銀行利用者は出金手数料も無料になります。住信SBIネット銀行と連携することで、面倒な入力も必要なく簡単に決済や入金ができる「即時決済サービス」に対応しているので、SBIグループを利用している人には特におすすめです。
2.10.1. SBI VCトレードの基本情報と各手数料をチェック
SBI VCトレードの手数料と基本情報をご紹介します。
項目 |
SBI VCトレードの情報 |
取り扱い銘柄 |
7銘柄 |
日本円の入金 |
無料 |
日本円の出金 |
無料 |
仮想通貨の送金 |
無料 |
売買にかかる手数料 |
無料 |
レバレッジ手数料 |
仮想通貨により変動(0.001%~/日) |
マイナス手数料 |
-0.01% |
3. 各取引所の手数料の比較ポイントを解説
これまで解説した通り仮想通貨の取引には7つの手数料が関係しますが、そのなかで比較するポイントをまとめておくことは大切です。
3.1. 取引予定の通貨の手数料を比較しよう
仮想通貨は通貨によってかかる手数料が変わりますので、比較するときは同じ通貨の手数料を比較するようにしましょう。
ビットコインは安くてもアルトコインは高いということもありますので、取引予定の通貨が最も安い取引所がどこかを知る必要があります。
手数料は無料が一番ですが、もし取引予定の通貨手数料が有料なら他の会社と比較しながら相場と比べてどれほどの手数料なのかを意識することが大切です。
3.2. 連携している金融機関の手数料を比較しよう
忘れてはならないのは、連携している金融機関の手数料です。せっかく取引手数料が無料でも入出金するたびに金融機関から手数料を引かれてしまうならあまり意味がありません。仮想通貨はタイミングが重要なので、手数料が高いからまとめて入出金するとせっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。
もし今の金融機関が有料なら、この機会に手数料が無料になる新しい金融機関を開設することをおすすめします。
3.3. スプレッドを事前にチェックしよう
仮想通貨取引所では、仮想通貨を買うときと売るときの差額であるスプレッドが設定されているので事前にチェックしておきましょう。できるだけスプレッドが狭い(つまり取引コストが安い)仮想通貨取引所がベターです。
手数料が格安でも無料でもスプレッドがその分広く(つまり取引コストが高く)設定されている場合もあります。スプレッドの狭さはすぐに判断することができず、手数料がいくらになるかは計算しないと見えてきませんが、支払う場合はその金額が大きいため、自分がどれほど支払うかを理解しておきましょう。
4. 手数料別|仮想通貨のおすすめ取引所をピックアップ!
手数料が安いことに注目した、おすすめの取引所を紹介します。手数料に関係することも考慮のうえ、自分が仮想通貨をどのように使うかで、どの手数料を安くしておく必要があるかが変わります。
4.1. 日本円の入出金手数料が安い取引所はここ!
入出金手数料は取引をするために口座に入金する、あるいは仮想通貨をお金にするために出金する回数に応じてかかる費用です。
額に応じて値段が変わることもありますが、何度も何度もお金を入れたり出したりを繰り返していると、知らないうちにとんでもないような値段になってしまうことがあります。お金を出し入れするたびにストレスになってしまうでしょう。
しかし入金や出金にお金がかからないなら、何回出し入れしてもお金はまったくかかりませんので気にする必要もなくなります。ただし次のように、入金手数料がゼロでも出金にはお金がかかるところもあるので注意が必要です。
取引所 |
入金手数料 |
出金手数料 |
ビットフライヤー |
無料 |
3万円未満:220円~550円 3万円以上:440円~770円 |
ビットポイント |
無料 |
無料 |
DMMビットコイン |
無料 |
無料 |
GMOコイン |
無料 |
無料 |
大体の相場 |
無料〜605円 |
220円〜770円 |
このように入出金をするだけで1,500円近く取られるところもあれば、完全に無料のところもあります。少しずつ入金して、いつかまとめて出金する予定の人は、出金は有料、入金が無料のところを選ぶことをおすすめします。
4.2. 取引(売買)手数料が安い取引所はここ!
取引手数料とは売買にかかる費用で、取引の回数ではなく金額が関係します。
「0.1%」など小数点が入っているので一見僅かに思えるかもしれませんが、取引を100万円すると手数料は1,000円、1,000万円だと1万円もかかってしまいます。つまり高額の取引をする予定がある人はより意識する必要があります。
取引所 |
Maker |
Taker |
ビットフライヤー |
無料(別途スプレッド有) |
無料(別途スプレッド有) |
ビットバンク |
-0.02% |
0.12% |
コインチェック |
無料 |
無料 |
ビットポイント |
無料 |
無料 |
ザイフ |
0% |
0.1~0.3% |
SBI VCトレード |
無料 |
無料 |
ちなみにMaker(メイカー)は注文を出す側のことを指し、Taker(テイカー)は注文を発注する側のことを指します。どちらも無料のところもありますが、メイカーには注文を出すたびに報酬がもらえるマイナス手数料を設定している取引所もあります。
4.3. 仮想通貨の送金手数料が安い取引所はここ!
送金手数料は一律にお金がかかる場合や変動する場合がありますが、できれば次の取引所のような無料のものを選んでおきたいところです。
取引所 |
手数料 |
SBI VCトレード |
無料 |
GMOコイン |
無料 |
ビットポイント |
無料 |
DMMビットコイン |
無料 |
複数のウォレットを持っているなら送金にお金がかからない取引所がおすすめですが、ウォレットをひとつしか持っていないのであれば、それほど気にする必要はありません。
4.4. スプレッドが狭い取引所はここ!
スプレッドは常に動いており、スプレッドが確実に狭い特定の取引所というものは存在しません。次のような特徴を持っている取引所はスプレッドが狭くなりやすい傾向にあります。
取引所 |
特徴 |
DMMビットコイン |
|
コインチェック |
|
ビットバンク |
|
スプレッドを狭くするためには日々のチェックが必要になりますが、このように基本的にスプレッドが狭い取引所もあります。
5. ポイントを意識して仮想通貨の手数料を抑えよう
仮想通貨の手数料は色々な手数料があり、様々な要素も関係しますので、ポイントを意識しておくことが大切です。
これから解説するポイントひとつひとつを実行して、手数料を可能な限り抑えておきましょう。
5.1. 手数料が低い取引所を選ぶ
手数料が低ければ取引の回数を気にすることなく、最適なタイミングで売買が行えます。手数料にはいくつか種類があるので、すべての手数料を合算して安い取引所を選ぶことが大切です。
下記は総合的に手数料をあまり払う必要がなく、取引に最大限に集中することができる取引所です。
- ビットフライヤー
- コインチェック
- GMOコイン
- DMMビットコイン
5.2. 手数料がかかる取引や入金の回数を最小限にする
取引や入金に手数料がかかる場合、取引の回数を最小限に抑えるようにしましょう。
1回の手数料が数百円なら気にするレベルではないと思うかもしれませんが、その数百円が重なると最終的にはそれなりの金額になってしまいます。
せっかくスプレッドが狭い取引所を選んで利益が出てきても、取引ごとに手数料がかかっていると、「実はコストがかなりかかっていた」ということになりかねません。
入金はできるだけ1回にまとめて行い、取引を間違えてやり直すことがないようにしましょう。
5.3. 取引所を利用してスプレッドを抑える
先ほども触れたように、スプレッドは実質的には手数料となる部分です。スプレッドが広いと、その分仮想通貨の売買に多くの手数料を支払わなければなりません。
スプレッドは、販売所のみで発生する手数料です。販売所は投資家と業者間で取引を行うサービスなので、スプレッドが業者の利益となるのです。
一方、取引所は投資家どうしで売買を行います。業者に手数料を支払う必要はないため、スプレッドが発生しません。
仮想通貨の取引頻度が高い場合や少しでも手数料を抑えたい場合は、取引所を選択しましょう。
5.4. 手数料が無料になる銀行を開設する
利用している銀行の手数料が有料なら、手数料が無料になる銀行の口座を開設することも大切です。銀行の口座開設は無料ですが、手数料が有料なら入金や出金するごとに手数料がかかってしまうからです。
取引所によっては提携している銀行があり、手数料が無料になることがありますのでチェックしておきましょう。
5.5. 価格変動が激しいときは取引を控える
価格変動が激しいと、需要と供給のバランスが崩れスプレッドが広がりますので、取引は控えておきましょう。
特定の通貨に買いが集中する場合も売りが殺到する場合も、スプレッドは広くなる可能性が高く、「見えない手数料」と呼ばれるスプレッドは広くなって手数料が上がる傾向にあります。
仮想通貨の購入価格と売却価格は変動しやすいので、できるだけ小まめにスプレッドをチェックして、価格変動が落ち着いているときに取引を行うようにしましょう。
6. 手数料以外での取引所の選び方6つ
手数料以外にも取引所を選ぶ際は、次の6つの点も考慮に入れておくことをおすすめします。
- 仮想通貨の数や取引量
- セキュリティの強さ
- ツールやアプリの使いやすさ
- 口コミの評価の高さ
- 少額からの取引ができるかどうか
- レバレッジ取引に対応しているかどうか
6.1. 取り扱っている仮想通貨の数や取引量で選ぶ
仮想通貨の種類や取引量が多く、売買が盛んに行われているかは取引所を選ぶうえで大切なポイントです。
ビットコインのような主要通貨は大抵の取引所で扱っていますが、仮想通貨の知識が増えていくにつれ色々な仮想通貨を取引したくなるものです。しかし取引所での売買の場合、取引量が少ないと売買が成立しません。
それぞれのホームページでは取り扱っている仮想通貨が公開されています。また板情報で売り買いの注文がたくさん並んでいるなら取引量が多いということになります。
6.2. 取引所のセキュリティの強さで選ぶ
少額資産だとしても取引所の管理体制をしっかりチェックして、どんなセキュリティ対策をしているか見極めることも大切です。ハッキング被害にあう可能性がある仮想通貨取引の安全性は、取引所のセキュリティ対策の強度に依存しています。
ちなみに、取引所のセキュリティ対策には次のようなものがあります。
セキュリティ対策 |
内容 |
コールドウォレット |
必要に応じてオンラインにすることでハッカーが直接攻撃できないようにする |
マルチシグネチャ |
コインの送付を行うときの公開鍵を複数にすることによりハッキングを防ぐ |
2段階認証 |
指定パスワードに加えて一定時間ごとに変更するパスワードを設定する |
6.3. ツールやアプリの使いやすさで選ぶ
それぞれの取引所が用意している独自のツールやアプリがありますので、それが自分にとって使いやすいかも重要な点です。仮想通貨を長く運用していくなかで取引やスプレッドのチェックなどはツールやアプリを通して毎日のように利用するからです。
どのツールやアプリが使いやすいかは人によりますが、頻繁に使用するものなので、トレードしやすいものを選びましょう。
6.4. 口コミの評価の高さで選ぶ
それぞれの取引所に関する口コミはたくさんありますので、よくチェックして総合的に口コミ評価が高い取引所を選ぶことも大切です。実際に利用したことのある人による生の声は、公式ホームページには書かれることのない新しい意見を取り入れることができます。
できるだけ口コミの高い取引所を選ぶのはもちろんですが、悪い口コミも目にしておき、その口コミが自分にとって受け入れられるかどうか確かめておくことも大切です。
6.5. 少額からの取引ができるかどうかで選ぶ
最小注文単位は取引所によって大きく異なるので、まずは少額投資から始めたいという人は、各取引所をよく比べてから選ぶ必要があります。いきなり高額で投資すると失敗したときの損失も大きいので、慣れるまでは少額投資できる取引所がおすすめです。
少額から取引ができる取引所には次のようなところがあります。
取引所 |
最小取引単位 |
ビットフライヤー |
100円相当 |
コインチェック |
500円相当 |
DMMビットコイン |
数百円から |
フォビジャパン |
2円相当から |
LINE BITMAX |
1円相当から(LINE Payから可能) |
6.6. レバレッジ取引に対応しているかどうかで選ぶ
レバレッジ取引とは、口座内の資金である証拠金を担保にして証拠金の金額以上の取引を行うことです。
レバレッジ取引に対応していると、100万円の証拠金でレバレッジ2倍なら200万円の取引ができます。また証拠金でビットコインに変えてから売りに出すことも可能なため、「仮想通貨が下落していても利益を出すことができる」というメリットもあります。
レバレッジ取引は口座資金以上に損失が出ることもあるため、初心者にはおすすめできませんが、いずれにしてもレバレッジ取引ができる取引所を選んでおけば、いざというときに役に立ちます。
7. まとめ
この記事では、仮想通貨の取引手数料について、主要な各取引所を比較しながら紹介してきました。仮想通貨の取引手数料は7種類あります。
そのなかには状況によって変動するものや見えない手数料も含まれるため、比較して初めてどの取引所の手数料が安いかがわかります。
手数料を抑えればその分、仮想通貨の投資に集中できるようになるので、取引所を選ぶ際に確認しておきましょう。