ビットコインの取引量が6年連続1位の暗号資産取引所「bitFlyer」の特徴を紹介。暗号通貨の取り扱いが多く、セキュリティも強固、万が一の際には補償があり、少額から投資が可能、Tポイントで購入できる点がメリット。レバレッジが低く、取引所でアルトコインの取引ができず、手数料が高いのはデメリット。利用までの流れも解説。
bitFlyer(ビットフライヤー)は暗号通貨投資の初心者におすすめ?メリット・デメリットは? (※画像はイメージです/PIXTA)

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2021年11月、ビットコインの価格は日本円で750万円を上回りました。その後、200万円台まで値を下げて2022年7月20日現在の価格は320万円台です。このようなニュースを耳にして、投資を始めてみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ビットコインを購入できる暗号資産取引所はたくさんあるので、どの取引所を利用すべきか迷ってしまうでしょう。本記事では、数ある暗号資産取引所のなかでも人気がある「bitFlyer(ビットフライヤー)」について紹介します。

1. bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴
1.1. 基本情報
1.2. 取り扱い通貨
1.3. 取引方法
2. bitFlyer(ビットフライヤー)を使うメリット
2.1. 購入できる暗号通貨の種類が多い
2.2. セキュリティに力を入れている
2.3. ビットコイン取引量が国内1位
2.4. 1円から購入できる
2.5. 補償が手厚い
2.6. Tポイントをビットコインに交換できる
3. bitFlyer(ビットフライヤー)を使うデメリット
3.1. レバレッジが低い
3.2. アルトコインは販売所のみ
3.3. 手数料が高い
4. bitFlyer(ビットフライヤー)利用までの手順
5. まとめ

1. bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、bitFlyerの特徴についてお伝えします。

 

1.1. 基本情報

bitFlyerは、2014年に元ゴールドマン・サックス証券社員の加納裕三氏により設立されました。ビットコインの取引量が6年連続1位の暗号資産取引所です。

 

1.2. 取り扱い通貨

bitFlyerの取り扱い通貨は、下記の15種類です。

 

  1. ビットコイン
  2. リップル(XRP)
  3. イーサリアム
  4. シンボル
  5. チェーンリンク
  6. ポルカドット
  7. テゾス
  8. ステラルーメン
  9. ネム
  10. ベーシックアテンショントークン
  11. イーサリアムクラシック
  12. ライトコイン
  13. ビットコインキャッシュ
  14. モナコイン
  15. リスク

 

また、2022年7月6日のプレスリリースによると、新たに「ポリゴン」「メイカー」というアルトコインの取り扱い準備を進めているそうです。この2つの取り扱いが始まれば、全部で17種類になります。

 

1.3. 取引方法

取引方法は、下記の3つです。

 

  • 取引所…暗号通貨を保有する他のユーザーと取引します
  • 販売所…業者から暗号通貨を購入します
  • bitFlyer Lightning…現物・FXの取引ができます

 

2. bitFlyer(ビットフライヤー)を使うメリット

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、bitFlyerを利用するメリットについてお伝えします。

 

2.1. 購入できる暗号通貨の種類が多い

bitFlyerで購入できる暗号通貨は、現状15種類あります。最初はビットコインにしか興味がなくても、将来的に他の暗号通貨に投資したくなる可能性もあるでしょう。そのため、投資する暗号通貨の選択肢が多いbitFlyerを選ぶメリットといえます。

 

2.2. セキュリティに力を入れている

ハッキング(取引所が攻撃を受けて暗号通貨が流出すること)が多い暗号通貨業界ですが、bitFlyerは業界最長7年以上に渡ってハッキング被害が0です。暗号通貨は、ハッキングされても補填がない(少ない)場合がほとんどなので、セキュリティの高さは魅力でしょう。

 

2.3. ビットコイン取引量が国内1位

bitFlyerは、ビットコインの取引量が国内1位です。取引所で購入したい場合、販売してくれる人がいなければ購入することができません。取引量が多いということは、取引所に活気があり、希望の価格で購入しやすいというメリットがあります。

 

2.4. 1円から購入できる

bitFlyerは、暗号通貨を1円から購入できます。少額投資ができるので、手元資金が少ない方も投資を始めやすいのがポイントです。

 

2.5. 補償が手厚い

bitFlyerは、メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金の補償を用意しています(参照:メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金に伴う補償について)。

 

補償の対象になるのは、2段階認証登録ユーザーに限られますが、日本円換算100万円超の被害に遭った人は年間最大500万円、それ以下の人は年間最大10万円までの補償を受けられます。

 

2.6. Tポイントをビットコインに交換できる

bitFlyerでは、Tポイントをビットコインに100ポイントから交換可能です(参照:日本初! Tポイントをビットコインに交換できる!)。

 

Tポイントの使い道がなく、暗号通貨投資をしてみたい人は、ポイントで暗号通貨投資を始めるのもおすすめです。

 

3. bitFlyer(ビットフライヤー)を使うデメリット

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

bitFlyerを利用するデメリットについても紹介します。

 

3.1. レバレッジが低い

bitFlyerのレバレッジは2倍までです。日本国内の取引所のレバレッジは、最大2倍の規制があるので他と差はありません。しかし、海外の取引所と比べると低いです。

 

レバレッジ取引とは、証拠金を担保にして実際に預けている数倍の金額で取引ができることです。取引で出た差分が利益になります。少ない金額しか入金できない場合も、レバレッジ取引をすることで大きな利益を得られる可能性があり、値動きが大きい暗号通貨でレバレッジ取引を希望する人は多いです。

 

しかし、レバレッジが大きいことによるリスクもあります。

 

たとえば、価格が上昇すると想定して大きなレバレッジをかけて取引をして、価格が下がってしまえば、一気に資金を失うこともあります。暗号通貨は他の経済指標との相関性が少なく動きが読みにくいので、レバレッジ取引のリスクは高いといえます。そのため、レバレッジが低いことは必ずしも悪いこととはいえません。

 

3.2. アルトコインは販売所のみ

ビットコイン以外の暗号通貨をアルトコインといいますが、bitFlyerではアルトコインを販売所でしか購入できません。販売所では、取引所の取引に比べると購入価格と売却価格の差が開きやすいです。コインチェックやGMOコインなどアルトコインを取引所でも購入できる会社もあるので、アルトコインメインで取引したい人にとってはデメリットといえるでしょう。

 

3.3. 手数料が高い

bitFlyerでは、住信SBIネット銀行の入金以外は1件330 円(税込)の振込手数料がかかります。

 

また、出金手数料は三井住友銀行の場合、3万円未満の出金であれば220円(税込)、3万円以上の出金では440円(税込)ですが、それ以外は3万円未満の出金で550円(税込)、3万円以上の出金では770円(税込)かかります。

 

入出金に関しては無料で対応している会社が多いので、手数料の高さはデメリットです。入金・出金を何回も分けると手数料がかさむので、注意しましょう。

4. bitFlyer(ビットフライヤー)利用までの手順

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

bitFlyerの利用までの手順は下記のとおりです。

 

  1. メールアドレスの登録
  2. 2段階認証の設定を行う
  3. 本人情報の入力
  4. 本人確認資料のアップロード
  5. 日本円の入金

 

本人確認はスマホで本人確認資料を提出すれば完了します。日本円を入金したらすぐに暗号通貨の取引が可能です。

 

5. まとめ

bitFlyerはセキュリティに力を入れており、7年以上ハッキングがない点で信頼ができる暗号資産取引所といえるでしょう。万が一、メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金が合った場合には補償も用意されています。15種類の通貨は1円から購入可能なので、いきなり大きな金額で投資を始めるのが怖いという方も安心して利用できます。

 

ただし、取引所を利用できるのはビットコインだけで、アルトコインは販売所からしか購入できません。

 

デメリットもありますが、ビットコインの取引量が6年連続1位の暗号資産取引所なので多くの人に支持されているのは間違いありません。ぜひ、利用を検討してみてください。