1. 不動産クラウドファンディング13社の口コミ
現在、不動産クラウドファンディングを提供している企業は多数あります。よい不動産クラウドファンディングサービスを見つけるうえで、実際に利用した人の口コミは大きな判断材料となります。
そこでここでは、おすすめの不動産クラウドファンディング13社の口コミを紹介します。
1.1. 利回りくん|株式会社SYLA
利回りくんは、不動産投資で社会貢献や地域創成をすることを目的とした不動産クラウドファンディングです。
利回りくんの運営会社は、株式会社シーラです。会社を設立して間もないころから楽天イーグルスのスポンサーになっており、会社をあげてスポーツを応援していることがわかります。
利回りくんで掲載されている物件には、以下のような通常の不動産では出資できない特殊な物件が多数掲載されています。
- 地域物件におけるサウナ事業
- 保護猫、保護犬と共生するグループホーム
- 空き家再生
利回りくんの口コミで多い意見
口コミには、「Amazonギフト券をもらえる」「応援型不動産クラウドファンディングというスタイルがよい」などのよい評価が多く見られました。
一方で、「先着方式のため競争が激しい」といった口コミも見られました。
ちなみに、Amazonギフト券の配布に加えて、楽天ポイントの還元などのキャンペーンが不定期で開催しています。
1.2. FANTAS funding|FANTAS technology 株式会社
FANTAS fundingは供給案件数が豊富なので、投資チャンスを逃したくない方に特におすすめです。
不動産クラウドファンディングの年間平均案件数が10件以下であるのに対し、FANTUS fundingの案件数は年間50件以上です。供給案件数が多いと投資できる機会が増えるため、その分投資できる可能性が高くなります。
ちなみに、運営会社であるFANTAS technology 株式会社は、「IT×資産運用」特に「IT×不動産」を中心に、アプリやAIを活用したサービスを展開しています。
FANTAS fundingの口コミで多い意見
口コミには、「抽選式があるため応募しやすい」「価格変動の影響を受けずに配当が受けられる」というよい評価が見られました。
一方で、「先着順の案件は申込が殺到してすぐに完売するため投資しにくい」といった口コミも見られました。
人気の高さから、先着順の案件はなかなか投資できないことも多いようです。
1.3. COZUCHI|LAETOLI株式会社
COZUCHIは、アパートやマンション、商業施設等、さまざまな不動産に1口1万円から投資できます。
投資できる不動産は、関東エリアを中心に好立地のものばかり。つまり、案件の多くは収益性の高い不動産のため高い収益が見込めます。
運営会社であるLAETOLI株式会社には、不動産事業のプロフェッショナルが集まっています。不動産業界に新しい風を吹かせるべく、「社会貢献と利益追求が両立できる」会社を目指しており、不動産クラウドファンディングサービスCOZUCHIもその一つといえるでしょう。
COZUCHIの口コミで多い意見
よい口コミを見てみると、「想定利回り以上の分配金がある」「抽選式が採用されているため応募しやすい」「大型プロジェクトの一端に参加できる」といった評価の高い声が見られました。
一方で、「抽選に当たらない」「キャンセル分募集の通知が遅い」といった口コミも見られます。
COZUCHIには、リターン上限がないという大きな利点があります。また、不動産クラウドファンディングでは珍しく、数%の手数料を支払えば途中解約も可能です。
1.4. CREAL|クリアル株式会社
CREALは、社会インフラに投資できる不動産クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングの対象となることが多いアパートやマンションなどの住居不動産に加え、保育園や宿泊施設などの社会インフラに投資できるという特徴があります。
運営会社であるクリアル株式会社はグループ会社であり、決算情報を開示していることから企業経営の健全さを確認できます。
CREALの口コミで多い意見
口コミを見ると、「Amazonギフト券のプレゼントがある」「元本割れの心配がない」「投資しやすい」といった声が見られました。
一方、悪い口コミとしては、「競争率が高くなかなか投資できない」「早期償還がある」という声が見られました。
1.5. TASUKI FUNDS|株式会社タスキ
TASUKI FUNDSは、最低投資金額は1口10万円からと若干高めですが、その分予定利回りは10%と高く、ハイリターンを期待できます。
また、運営会社の株式会社タスキは、不動産のDX化を目指して以下のようなシステムサービスを展開しています。
- 3D空間で内覧するシステム
- スマートフォンの地図上で物件の市場価値が瞬時にわかるシステム
上場企業でもあり、運営会社の信頼性も確保しています。
TASUKI FUNDSの口コミで多い意見
「低リスクで安定した利回りが期待できる」「対応が早い」といったよい口コミが見られる一方で、「倍率が高くなかなか投資できない」といった口コミも見られました。
ハイリターンが期待できる分、人気が高く投資しにくいというデメリットもあるようです。
1.6. Rimple|プロパティエージェント株式会社
Rimpleは、ポイ活(ポイントを貯める活動)をしている人におすすめの不動産クラウドファンディングサービスです。なぜなら、他社サービスのポイントを利用できるためです。
さらに、Rimpleを運営しているプロパティエージェント株式会社は上場企業であり、企業として信頼性が高いです。
Rimpleの口コミで多い意見
よい口コミとしては「貯めていたポイントを活用できた」「対応が早い」「スマホサイトの操作がしやすい」といった声が見られました。
一方、悪い口コミとしては「倍率が高くなかなか投資できない」といった声が見られました。
ポイントを多く貯めていれば、現金を用いずに投資できるため、その分リスクも少なくなってお得です。
1.7. PARTNERS Funding|株式会社パートナーズ
PARTNERS Fundingは、短期運用の案件を多く取り扱っている不動産クラウドファンディングサービスです。
募集は抽選なので、先着順の案件ではなかなか投資できなかった人でも投資するチャンスがあります。
PARTNERS Fundingの口コミで多い意見
よい口コミには、「予定利回りが高い」「短期運用できる」といった声が見られました。
一方、悪い口コミとして、「小規模案件がほとんど」「利回りが高すぎて不安」といった声も見られました。
PARTNERS Fundingを運営している株式会社パートナーズが上場企業ではないことから、信用度は比較的低いようです。
1.8. TECROWD|TECRA株式会社
TECROWD(テクラウド)は、新興国の物件を専門に取り扱っている不動産クラウドファンディングサービスです。
新興国の物件を扱う背景には、運営会社のTECRA株式会社が2014年から海外事業に取り組んでいることがあります。
新興国の物件は高い利回りになることが多く、TECROWDの取扱い案件も高い利回りが期待できます。
TECROWDの口コミで多い意見
「少額から投資できた」「検索条件が細かく設定できるため自分に合った案件を見つけやすい」といったよい口コミが見られました。
一方、悪い口コミとして、「投資に関する情報が少なく初心者は不安」「募集終了から運用開始までに時間がかかる」といった声が見られました。
1.9. RENOSY クラウドファンディング|株式会社GA technologies
RENOSY クラウドファンディングは、首都圏エリアの不動産を多く取り扱う不動産クラウドファンディングサービスです。
取り扱っている不動産のうち、運用期間の多くは3ヵ月程度と短期案件で、1口1万円から投資できるため、初心者でも金銭的に安心して利用することができます。
RENOSY クラウドファンディングの口コミで多い意見
よい口コミとして、「対応が早い」「応募が抽選式のため応募しやすい」といった声が見られました。
一方、悪い口コミとして、「応募倍率が高くなかなか投資できない」「複数回の応募ができない」といった声があります。
1.10. LANDNET Funding|株式会社ランドネット
LANDNET Fundingは、想定利回りが高いという特徴があります。その理由は、運営会社自体が不動産を取り扱っており、物件の仕入れコストを安くできることが挙げられます。
ちなみに、株式会社ランドネットは不動産の売買や管理を行っており、上場もしています。1口1万円から投資できるため、少額で高い利回りを求める人におすすめです。
LANDNET Fundingの口コミで多い意見
よい口コミには、「Amazoneギフト券をもらえた」「東京の物件に投資できる」といった声が見られました。
一方、悪い口コミとして、「投資金の返却に延長があった」といった声が見られました。
1.11. プレファン|株式会社プレサンスリアルタ
プレファンは、上場企業の株式会社プレサンスリアルタが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。
運営会社が管理している不動産のみを提供しており、資産価値が下がりにくく、高い利回りが期待できます。
プレファンの口コミで多い意見
よい口コミとして、「安定した運用ができる」「上場企業が運営しているため安心」といった声が見られました。
一方、悪い口コミとして、「競争率が高い」「利回りが低い」といった声が見られました。
安定した運用が期待できますが、人気が高くてそもそも投資できないというケースも多いようです。
1.12. A funding|株式会社アンビション DX ホールディングス
上場企業の株式会社アンビション DX ホールディングスが運営しているA fundingは、関東エリアの居住用物件を多く取り扱っている不動産クラウドファンディングサービスです。
物件の情報量が豊富で、さまざまな角度から投資判断ができます。
A fundingの口コミで多い意見
「想定利回りを上回る分配金が受け取れた」といったよい口コミが見られる一方で、「倍率が高まって投資しにくくなった」といった口コミも見られました。
第一号案件が投資しやすかったことから人気が高まり、徐々に倍率も高まってきたことが推測できます。
1.13. ジョイントアルファ|穴吹興産株式会社
上場企業の穴吹興産株式会社が運営しているジョイントアルファは、西日本エリアの物件を取り扱っている不動産クラウドファンディングサービスです。
応募方法は、先着順と抽選方式の両方を採用しています。物件の情報量が豊富で、さまざまな角度から投資判断できるため安心して投資できます。
ジョイントアルファの口コミで多い意見
「手堅く不動産投資ができる」「珍しい物件に投資できる」といったよい口コミが見られました。
一方、悪い口コミとして、「競争率が高くなかなか投資できない」といった口コミも見られました。
2. 不動産クラウドファンディングサービスの選び方
不動産クラウドファンディングで収益を得るためには、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
ここでは、不動産クラウドファンディングサービスの選び方をご紹介します。
ポイント①:投資目的に合った運用期間を選ぶ
投資目的に合った運用期間から選びましょう。なぜなら、不動産クラウドファンディングは基本的に途中解約ができないためです。
- 短期案件:リターンは少ないものの、すぐに利益を回収したい場合
- 長期案件:利益回収までに時間はかかるものの、大きなリターンが欲しい場合
投資目的を明確にしたうえで、適した運用期間の案件が掲載されているサービスを選びましょう。
ポイント②:案件の規模が大きく、投資できる可能性が高い事業者を選ぶ
案件の規模が大きく、かつ投資しやすい事業者を選びましょう。
案件の規模とは、不動産クラウドファンディングで募集される金額の大きさを指します。募集金額が多いほど、投資できる人数が増えて投資しやすくなります。
ポイント③:開示されている情報の多さで選ぶ
開示されている情報が豊富であるかを確認しましょう。なぜなら、開示されている情報の量が多いと、それだけ精度の高い投信判断ができるためです。
物件の所在地や築年数などの基本情報はもちろん、収支シミュレーションや空室率なども開示されていると運用のイメージがしやすくなります。
ポイント④:優先劣後出資の割合で選ぶ
優先劣後出資の割合は重要なポイントです。なぜなら、出資割合は元本割れのリスクを示す基準になるためです。
劣後出資者(事業者)の割合が高いほど、損失をカバーしてくれる上限金額が増えるため、投資家が元本割れするリスクは低くなります。
出資割合の基準としては、30%前後だと理想、10%前後はややリスクが高めと判断できます。
ポイント⑤:運営会社の信頼性で選ぶ
運営会社の信頼性も重要です。たとえば、以下が信頼性の基準です。
- 運営会社が上場企業か
- 未上場企業の場合は資本力が高いか
- 不動産事業の営業実績は豊富か
運営会社のホームページを確認して、信頼性の高い会社であるかを判断しましょう。
3. まとめ
近年、不動産クラウドファンディングの人気に伴い、サービスを提供する企業も増えています。しかし、どこで始めればよいかわからない人は多いはずです。
本記事で紹介した不動産クラウドファンディングサービスの口コミや選び方を参考にして、自分に合った事業者を見つけてください。