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数々の投資のなかでも、タイミング次第で大きな利益を得られるものが「仮想通貨(暗号資産)」です。
場合によっては、一気に「富裕層」となるきっかけを作ります。莫大な資産を手に入れる心構えや達成したことで起こりうるトラブルについてまとめていきます。
1. 仮想通貨における『億り人』とは
仮想通貨の世界では「億り人」という造語がたびたび使われます。投資に成功した人を指しており、「億万長者」の意味を持つ言葉です。世の中にはさまざまな投資スタイルがありますが、仮想通貨は極めてハイリスク・ハイリターンな種類です。
まったく名前を認識されていなかった通貨が、ふとした出来事で価格が高騰するケースもゼロではありません。しっかりと値動きを勉強していた人のみならず、運よく儲かる可能性もあります。つまり、仮想通貨はリスクも大きいものの、非常に夢のある投資スタイルです。
ただし、億り人は税負担も大きくなるため、前もって勉強しておく必要があります。
2. 億り人にどうしてなれたのか?
億り人を目指すコツは、「仮想通貨の高騰」を狙うことです。数万円単位で取引されている状態から、100万円以上の価格に跳ね上がった通貨も存在します。このような変化の見極め方も重要です。
ここでは、仮想通貨取引の基本的なスキルを紹介します。
2.1. 仮想通貨全体の高騰
億り人を目指すのであれば、仮想通貨全体の高騰が必要です。有名な銘柄の一種である「ビットコイン」も、2017年〜2022年で価格が大きく変わりました。
チャートを見るとわかりますが、2017年ごろの価格は数万円台を推移しています。2018年に大きく上昇しましたが、2019年には下落。しかし、2021年に入ってからは700万円以上まで急上昇しています。
つまり、4年ほどで100倍以上の価格にまで上昇しています。そのため、2017年ごろからビットコインを持ち始め、長期的に保有していた人は大きく稼げたはずです。
2.2. 億り人になるには、高騰する仮想通貨を見つけることが重要
仮想通貨の投資で億り人を目指すには、高騰するであろう銘柄を見つけ出すことが大切です。
基本的には、まだ注目されていない価格の低い通貨を狙います。すでに価格が上昇しているビットコインよりも高騰する確率が高く、購入もしやすいからです。
今後、どのような銘柄が注目されるかは情報収集して把握しなければなりません。無論、いくら予測しても思いどおりにいかないケースは起こります。
しかし、億り人になるためには、適当に仮想通貨を選ぶのではなく、入念な分析が大切です。
3. 仮想通貨で人生狂った?億り人に待ち受ける「税金」
「億り人」は多くの利益が手に入る一方で、多額の納税義務を負う必要があります。お金を使いすぎてしまったことが原因で、税金を支払えなくなるリスクにも注意しなければなりません。具体的な事例も併せて紹介します。
3.1.【税金が払えない】億り人が陥った苦悩
仮想通貨で20万円以上の利益を出したら「雑所得」として確定申告が必要です。たとえ20万円以下だった場合でも、給与所得や退職所得以外の所得と合算して当該金額を超えたら税金が発生します。
4,000万円以上の所得は「45%」の税率をかけられ、「479万6,000円」を差し引いた金額が所得税の対象です。住民税(10%)と合わせると「55%」の税率、つまり半分以上は税金として納めなければなりません。
あるシングルマザーが、仮想通貨取引による5,300万円の申告漏れと約3,000万円の追加徴税が原因で生活が苦しくなったと、ニュースで取り上げられたこともあります。
4. 仮想通貨の魅力
仮想通貨の魅力は、億り人を目指せる可能性が高い点だけではありません。全体的に取引しやすい仕組みが、注目を集めているポイントのひとつです。
メリットをしっかりと把握し、実際の売買でも上手く活用しましょう。それでは、取引しやすい仕組みを順番に紹介していきます。
4.1. 匿名で取引ができる
まず仮想通貨は、匿名で取引できる点が強みです。世界中の人々と売買するにあたって、自らの名前や顔を出すことに嫌悪感を覚える人も少なくありません。特にプライバシー保護の重要性が唱えられている昨今では当然の話です。
仮想通貨の取引であれば、わざわざ自らの情報を相手に伝えずに取引できます。表に顔を出したくない人にとってはおすすめの投資方法です。
4.2. 銀行など仲介機関が不要のため、手数料が安い
仮想通貨は、ほかの投資と比べて「手数料」が安いといえます。なぜなら、銀行などの仲介機関を経由する必要がないからです。取引所以外の機関で入出金を行うと、手数料も追加で支払わなければなりません。
仮想通貨の場合は、銀行などを挟まず個人間で取引ができます。取引所によって手数料も変わりますが、これからも売買を繰り返す人にはお得です。
5. おすすめの取引所
仮想通貨で億り人になりたいのであれば、取引所選びが必要不可欠です。日本国内にもさまざまな種類の取引所があります。扱っている銘柄や手続きにかかる費用も変わってくるため、よく調べたうえで口座開設をしましょう。
5.1. コインチェック(Coincheck)
コインチェック(Coincheck)は2012年に設立され、2014年8月から仮想通貨の事業を始めました。ビットコインを含めて18種類の銘柄を取り扱っており、テレビCMやYouTube広告でも積極的に告知していることが特徴です。
すべての通貨を500円で購入できるため、少額投資からスタートしたい人におすすめです。
5.2. ビットフライヤー(bitFlyer)
ビットフライヤー(bitFlyer)は、2014年1月に設立された仮想通貨取引所です。合計で15種類の銘柄が用意されており、大手メガバンクとも提携しています。
ビットコインの取引に力を入れていて、公式サイトでも取引量が6年連続No.1と宣伝する取引所です。これまで一度もサイバー攻撃の被害に遭ったことがなく、セキュリティ面は非常に優れています。
6.『ビットコイン』と『アルトコイン草コイン』の違い
仮想通貨には大きく分けて、「ビットコイン」「アルトコイン」「草コイン」の3種類があります。どの通貨を購入するかで得られる利益も変わってくるため、まずは特徴をしっかりと押さえなければなりません。
6.1.『ビットコイン』『アルトコイン』とは
ビットコインは、生成された史上初の仮想通貨です。2008年に顔や本名が不明の「サトシ・ナカモト」が論文を発表したことで売買が開始されるようになりました。
2017年ごろまでは価格が伸び悩んだものの、2022年6月は「1BTC=300~400万円台」で取引されています。
一方、ビットコインのほかにも数々の通貨が生み出されました。これらの総称が、「アルトコイン」です。
要するに、ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼びます。そして、アルトコインのなかでも代表的なものが「イーサリアム」です。
6.2.『草コイン』とは
草コインは、知名度が極めて低いアルトコインです。投資家で取引される量も少ないことから、急に注目が集まった瞬間に価格が急激に高騰する可能性もあります。
億り人になりたい場合は、ビットコインよりも「草コイン」を狙うほうが一般的です。
しかし、ほかの通貨とは違って「信頼性」があまり高くありません。価格が突然暴落した場合、元手を一気に失うケースもあります。ビットコインよりもさらにハイリスク・ハイリターンの通貨だと捉えましょう。
7. おすすめの草コイン7選
極めて高リスクな通貨とはいえども、億り人になれる可能性も持っている「草コイン」に魅力を感じた人も少なくないはずです。ここでは、おすすめの銘柄を7種類紹介します。それぞれのメリットを押さえて投資に活かしましょう。
ただし、投資は自己責任となりますので、しっかりリサーチをしたうえでご自身で判断してください。
7.1. ステラルーメン(XLM)
ステラルーメンは、「ステラ開発財団」によって生み出された草コインです。記録の処理スピードを売りにしており、売買した履歴は数秒程度で保存されます。
ビットフライヤーやコインチェックで扱われており、取引価格は10円台です。しかし、時価総額は4,000万円台と大きめです。草コインのなかでも比較的信頼性の高い通貨です。
7.2. エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインは、オンラインゲームのプラットフォームである「Enjin」に使える通貨です。基本的にゲーム内でしか使用できませんが、多くの投資家に注目されています。
その証拠と言えるのが、2021年ごろの高騰です。これまでは1万円台で推移していましたが、2021年4月に20万円まで急上昇しました。ただし、2022年に入ってからは大幅に暴落しています。
7.3. アイオーエスティー(IOST)
アイオーエスティーも取引スピードに重点を置いた草コインです。「IOST」は「Invest Of Service Token」の略で、シンガポールの非営利団体組織を指しています。
2022年5月の価格は2円程度ですが、2021年には10円近くまで上昇しました。記録にかかる技術は医療でも用いられており、進歩次第ではさらに高騰する可能性もあります。
7.4. ベーシックアテンショントークン(BAT)
ベーシックアテンショントークンとは、Webブラウザのひとつである「Brave」で使われている通貨です。広告が出ないよう事前にブロックされていますが、あえて表示させることでBATポイント(Braveで貯められるポイント)がもらえます。
2022年5月のベーシックアテンショントークンは47円程度です。ただし、2021年12月あたりは176円まで達していました。今後どうなるのか見極めなければならないコインです。
7.5. リスク(LSK)
リスクは、発行する枚数に上限を設けていない草コインです。そのため、今後も新しい通貨が発行されて価格に影響が出る可能性もあります。
リスクは、取引データの管理を別のチェーンに記録するように取り組む予定です。もし導入されれば、容量オーバーによる処理スピードの低下を改善できます。これらが完成したとき、投資家に注目される確率も高まる可能性はあります。
7.6. トロン(TRX)
トロンが使えるプラットフォームでは、ゲームや音楽などのコンテンツを自由に発信できます。世界中の配信者と直接つながることもでき、オンライン化が進む現代で成長を期待する人も少なくありません。
トロンも2021年に入るまでは1〜2円程度で推移していました。しかし、2021年4月以降は10円以上まで価格が上昇しています。
7.7. パレットトークン(PLT)
パレットトークンは、東京に本社を置く「Hashpalette社」が作っている草コインです。こちらの会社は、漫画やアニメを盛り上げるために「Palette」というプラットフォームを設けました。
デジタル技術を用いて、自らの作品を手がけることができます。2020年に登場したため、今後の動向にも注目しておきましょう。
8. 億り人の人気ブログで学ぶ「仮想通貨運用術」
億り人になる方法を詳しく学ぶためには、実際に経験した人のエピソードを参考にしましょう。
ここでは、投資家の中村さんが記した人気ブログを紹介します。仮想通貨の投資で成功するには、自己流ではなく「真似る」ことが大切です。
8.1. 億り人になった中村さんの体験ブログ『仮想通貨で最速で億り人になる方法』
中村さんの体験ブログを読んでみると、仮想通貨で億り人になるための基本的な取り組みとして「分散投資」を紹介しています。資産をある程度保有している人でも、1つの通貨のみに入れてしまうケースが少なくないそうです。
仮想通貨はハッキングされるだけでも価値がゼロになる場合もあるため、さまざまな銘柄に投資しましょう。また、暴落しているときは「次のチャンス」を狙い、下がり切ったところで通貨を購入する方法も推奨されています。
9. よくある質問
仮想通貨で億り人を狙う投資家からすれば、運用のやり方や達成した後の生活などと気になる情報がたくさんあるはずです。ここでは、わかりやすく質疑応答の形でまとめます。今後の投資活動にも上手く生かしてください。
Q1.「ビットコイン女子」で話題になった女性死亡説は本当?
「ビットコイン女子」で有名となった女性は死亡したわけではありません。しかし、仮想通貨の投資が原因で苦しい生活を送ったそうです。4億円近くの多大な利益を得ていたものの、仲介していた男性に利益だけ取られた結果、多額の税金のみが請求されたとのことでした。
こちらの話題はニュースにも取り上げられ、実際にインタビューでさまざまな内容を話しています。その後の生活については情報がありませんが、特に目立ったニュースはないため、現在も変わらず生活していると予想されます。
Q2. 元手はいくら必要?
仮想通貨は投資スタイルや銘柄選びで利益も上下するため、億り人になる具体的な基準が存在するわけではありません。仮想通貨を保有した分だけ変動が激しくなる事実を踏まえれば、10〜100万円程度は準備したほうがよさそうです。
とはいえ、投資する際には必ず「余剰資金」を使いましょう。一気にお金を失うリスクもあるため、生活に支障が出る金額で通貨を購入してはいけません。貯金がない場合は、とりあえず計画的に余剰資金を貯めましょう。
Q3. 気になる「億り人」の生活とは?
億り人を達成した投資家の生活についても、実話を基に紹介します。かつて東洋経済オンラインで「仮想通貨で7億円を稼いだ男性」が取り上げられました(参考『7億稼いだ「億り人」の意外にも質素な生活模様』)。
この男性は、大金を手にしたものの、生活水準を上げずに質素な暮らしを送っているそうです。
なかには、急に大金を手にしても使い道がわからず困る人もいます。各々の性格によって考え方も多種多様ですが、お金は必要以上に持っていても簡単に使い切れないことがわかる一例です。
10. まとめ
この記事では、「億り人」の意味と実態について解説しました。
仮想通貨で莫大な利益を得るためのポイントは、以下の通りです。
- 高騰しそうな仮想通貨をチェックする
- 知名度の低い「草コイン」に注目する
- 必ず分散投資を心がける
しかし、億り人を達成したことで「税金」のトラブルが発生するケースもあります。必ず納税のルールについて押さえ、申告漏れがないようにしましょう。情報をしっかりリサーチすることが、億り人になるためには重要です。