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近年、「NFT※1」や「ブロックチェーン※2」が話題となり、それに伴って「メタバース※3」も注目されるようになりました。アメリカ大手IT企業「Facebook」も社名を「Meta(メタ)」に改名するなど、世界的に関心が寄せられています。
※1 NFT:替えのきかないデジタル資産
※2 ブロックチェーン:取引履歴を1本の鎖のようにつなげ、取引履歴を分散的に管理しようとする技術
※3 メタバース:インターネット上に構築された仮想空間
本記事で紹介する「Decentraland(ディセントラランド)」は、メタバース系のブロックチェーンゲームです。Decentralandの特徴や始め方、遊び方をわかりやすく解説します。
1. ブロックチェーンゲーム『Decentraland(ディセントラランド)』の特徴
まずは、Decentralandがどのようなゲームなのか、その特徴をご紹介します。
1.1. ユーザー主導のバーチャルリアリティプラットフォーム
Decentralandは、DAOによるユーザー主導のプラットフォームです。DAOとは、Decentralized Autonomous Organizationの頭文字をとった略称で、日本語にすると分散型自立組織といい、ブロックチェーン上で世界中の人々によって管理・運営される組織のことです。
独自のトークンであるMANAや、土地(LAND)、土地開発された区画を表すEstateなどを一定数所有しているユーザーは、Decentralandにおける組織の意思決定活動を行うガバナンスに参加できます。ガバナンスに参加することで、Decentralandの今後の方針などの議決権が与えられるので、運営に携わることができます。
1.2. 日本語の公式サイトはある?
Decentralandの公式サイトは全ページが英語で表記されており、日本語の公式サイトはありません。ただし、ブラウザの翻訳機能や翻訳ツールなどを使えば、日本語に翻訳できるので不便はないでしょう。
現在はまだDecentralandのロードマップが存在しませんが、プロジェクトのロードマップを作成する提案がDAOで承認されています。今後、さらなる発展に期待できそうです。
1.3. 無料で遊べる
Decentralandは無料登録することで誰でも遊べます。登録せずゲストモードで体験することも可能です。無料登録やゲストモードでは、Decentralandの探索や他のユーザーのLANDの見物、世界中の方々との交流ができます。
ただし、バーチャルコンサートやミニゲーム、LANDやアイテムを購入するにはMANAが必要となります。ゲストモード体験後に、本格的にゲームを続けるか決めてもよいでしょう。
2. ディセントラランドとメタバース系プラットフォームとの違い
Decentralandと他のプラットフォームには、どのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、Decentralandと著名な2つのメタバース系プラットフォームとの違いについて解説していきます。
2.2. The Sandbox(ザ・サンドボックス)との違い
The SandboxとDecentralandとの大きな違いは、世界観です。
両方とも3Dモデルでメタバースが構築されていることは変わりませんが、THE Sandboxは3Dボクセル※1で作られており、Decentralandは3Dポリゴン※2で作られているという違いがあります。
また、TheSandboxの通貨はSAND、Decentralandの通貨はMANAと、独自通貨の違いも挙げられます。このように、THE SandboxとDecentralandにはそれぞれ異なる世界観があるのです。
※1 3Dボクセル:画像を複数枚積み重ねた3Dデータ
※2 3Dポリゴン:3つ以上の頂点を結んで定義した多角形の面で構成された3Dデータ
2.3. Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)との違い
DecentralandとAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)との大きな違いは、ゲーム性です。Axie Infinityは対戦ゲームがメインです。
しかし、Decentralandはゲームがメインではありません。メタバース内にさまざまなコンテンツが用意されていて、そのなかのひとつとしてゲームが存在しています。
3. ディセントラランドの独自通貨は「MANA」
Decentralandは、MANAという独自の仮想通貨(暗号資産)を発行しています。
MANAは、Decentraland内での土地であるLANDやアイテム、ミニゲーム、バーチャルコンサートに参加する際に必要となる仮想通貨です。OpenSeaなどのNFTマーケットでMANAを販売することで、イーサリアムなど別の通貨に換金もできます。
現在は1MANA=約140円前後で取引されています。過去には約1億円(当時の価格)で売買されたLANDもあります。
4. ディセントラランドの始め方
Decentralandの始め方を2つの手順に分けて解説します。
4.1. 必要なものは「取引所の口座」と「メタマスク」
Decentralandを始める前に、準備しておかなければならないものが2つあります。国内取引所の口座と、海外取引所の口座です。
国内取引所ではMANAを取り扱っていないので、国内取引所で仮想通貨を入手し、海外取引所に送金してMANAを入手する必要があります。
次に、メタマスクというイーサリアム系の仮想通貨ウォレットを準備します。メタマスクは仮想通貨専用のお財布で、MANAを管理することができます。また、メタマスクはDecentralandのアカウントを作成する際にも必要です。
4.2. アカウントやアバターの作成
準備ができたら、次のステップに進みましょう。
まずはDecentralandの公式ページにアクセスし、画面左側の「GET STARTED」をクリックしてアカウント作成ページに移りましょう。
次に、ウォレットを使って参加するかゲストとして参加するか聞かれます。メタマスクを作成したので「Play using your wallet」をクリックしましょう。
最後にアバターデザインを決めて、「DONE」をクリックするとアバターが決定されるので、アバター名、利用規約の確認をします。
これで、Decentralandを始めることができます。
5. ディセントラランドの遊び方
アカウントやアバターの作成が終わったら、Decentralandで他のユーザーと交流したり探索したりして遊びましょう。
5.1. ログインの仕方
Decentralandを再開する場合は公式ページにアクセスし、「GET STARTED」をクリックするとログインできます。
5.2. 操作の方法
Decentralandの基本操作方法は、以下の通りです。一般的なPCゲームと同じなので、慣れている方は操作しやすいでしょう。
- 「W」:前進
- 「S」:後退
- 「A」:左
- 「D」:右
- 「Shift」:歩く
- 「V」:視点切り替え
- 「U」:UIを隠す
- 「I」:バックパックの開け閉め
- 「Space」:ジャンプ
6. ディセントラランドでできること
ここでは、Decentralandでできることを5つ紹介し、「Decentralandではどんなことができるの?」という疑問にお答えします。
6.1. 展示場などの建築ができる
Decentraland内では、展示場などを建築できます。さまざまなアセットが準備されているので、それらを組み合わせて建造物を建てることができます。プログラミングなど専門の知識がなくても大丈夫です。
現実世界ではありえない構造など、自分だけの展示場を自由に建築できます。
6.2. 大型イベントを開催
Decentralandは、有名企業とのコラボなどの大型イベントを開催しています。
たとえば、コカ・コーラとのコラボでは、コカ・コーラのNFTを購入すると特典として、Decentralandのアバターが着用可能なジャケットなどのNFTアイテムが入手できます。
また、JPモルガン・チェースとのコラボでは、Decentraland上に正式な事務所として「オニキス・ラウンジ」という名のラウンジを立ち上げています。今後も有名企業とのコラボによるさまざまなイベントに期待できるでしょう。
6.3. 土地やNFTアイテムを売買する
Decentraland上の土地(LAND)やアイテムは、NFTとして扱われています。LANDやアイテムはMANAを用いて売買できます。ゲーム内で作ったNFTアイテムは、OpenSeaなどのNFTマーケットで販売することで、MANA以外の仮想通貨に売却できます。
ゲーム内で需要のあるアイテムを作り出したり入手したりできれば、ゲームをしながら収益化もでき、一石二鳥です。
6.4. 所有する土地で収益を得る
Decentralandでは、所有する土地(LAND)を売買して収益を得ることができます。現実の土地と同じで、人がよく集まる場所などのLANDは、周りのLANDよりも高値で取引されます。
また、LANDはカスタマイズが可能なので、カスタマイズしたLANDをマーケットプレイス上で他のユーザーに販売することも可能です。
6.5. マイニングする
マイニングとは、マイニング会場でいん石を左クリックし、アックスを使ってアイテムを作るための素材に変えることです。
マイニングするには、5WCが必要です。WCとはWONDER COINSの略でマイニング専用の通貨です。毎日無料で得られますが、さらに欲しい場合はMANAで購入しましょう。マイニングで集めた部品でより強いアックスを作ったり、ジャケットや靴、マスクなどのNFTを作ったりすることができます。
7. マーケット内で稼ぐ方法
ここでは、稼ぐ方法をお伝えします。
まずは、マーケット内でNFTを入手しましょう。そのNFTを販売して換金するのが一般的な流れです。順を追ってやり方を解説します。
7.1. NFTを入手する
初めにDecentralandでLANDやアイテムのNFTを入手しましょう。Decentralandを探索しているとNFTアイテムが展示されており、そのNFTの詳細を開くとマーケットプライスで購入できます。
自らNFTを作成する方法もあります。また、イベントに参加してNFTを入手できるので、DAOやSNSでDecentralandについて情報発信している方をチェックしておくとよいでしょう。
7.2. NFTを販売する
次に、入手したNFTアイテムやLANDを販売しましょう。
Decentralandにはギャラリーや展示会が存在し、LANDや作成したアイテムを販売できます。LANDやアイテムは、Decentralandで販売する他にOpenSeaで販売することも可能です。また、LANDをカスタマイズして販売できます。
7.3. NFTを換金する
所有しているNFTをDecentralandの展示会やギャラリーに展示して、他のユーザーに販売して換金しましょう。
また、LANDは販売するだけではなく、現実の土地貸しと同じようにLANDを貸して稼ぐことも可能です。
8. ディセントラランドのよくある質問
「Decentralandは、日本語やスマホに対応しているのか」などのよくある質問や口コミを紹介します。
Q1. スマホ対応、日本語対応はしていますか?
スマホや日本語には対応していません。開発やリリースに関する公式のアナウンスも今のところはありません。
Q2. 仮想空間での土地売買について
仮想空間での土地売買は、現実の不動産投資と同じ感覚で行われています。Decentralandでは、土地を売買したり仮想空間の土地を人に貸したりして稼ぐことができます。ユーザーにとって魅力的な場所であれば、集客することが可能です。
Q3. 評判や口コミはよい?悪い?
「Decentralandは、大手企業とのコラボや新規事業の参入に力を入れていて将来が楽しみ」「Polygonへ対応し始めてからガス代(手数料)が低くなってよかった」などいい評価があります。
一方で、「PCのスペックが低いと反応が遅かったり、ロードに時間がかかる」「MANAを日本円で取引できない」など悪い評価もあります。
9. まとめ
この記事では、Decentralandの特徴や遊び方、始め方、稼ぎ方などを解説しました。Decentralandは、自ら作ったNFT作品を展示して販売したり、土地であるLANDを売買したり、ゲームを楽しみながら稼ぐことができるプラットフォームです。
無料体験もできるので、ぜひ一度仮想空間を体験してみてはいかがでしょうか。